「ブレイキング・バッド」「ベター・コール・ソウル」クリエイター新ドラマをめぐり争奪戦勃発
2022年8月16日 11:00
「ブレイキング・バッド」「ベター・コール・ソウル」の企画・制作総指揮を手がけるビンス・ギリガンの新作ドラマをめぐり、争奪戦が勃発していると米Deadlineが報じている。
「ブレイキング・バッド」のスピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」が最終話を迎えようとしており、ギリガンは早くも次作の準備を進めているという。詳細は不明だが、「ブレイキング・バッド」「ベター・コール・ソウル」で描かれたドラッグや犯罪の世界とは無縁で、かつて脚本家として参加していた「X-ファイル」に近いテイストになる模様。この新ドラマに、テレビ局や動画配信サービスなど8、9社が獲得に動いているという。
「ブレイキング・バッド」は、肺がんで余命数年と宣告された高校の化学教師ウォルター・ホワイトが、家族に遺産を残すために化学の知識を生かして麻薬精製に着手。裏社会でいくつもの危機を乗り越えるうち、やがては「麻薬王ハイゼンベルグ」として巨額の富を築くことになる、というストーリー。同番組は、米テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞で最高賞にあたる作品賞を2年連続で受賞しており、21世紀最高のテレビドラマのひとつとされている。
その後、前日譚を描くドラマ「ベター・コール・ソウル」や、映画「エル・カミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIE」などが生まれ、「ブレイキング・バッド」ユニバースが構築されている。
ギリガンは、「ブレイキング・バッド」「ベター・コール・ソウル」の制作会社であるソニー・ピクチャーズ・テレビジョンと包括契約を結んでいる。