「トップガン マーヴェリック」大ヒットでパラマウントやAMCの株価が上昇

2022年6月2日 11:00


コロナ苦境からリフトオフなるか?
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トム・クルーズ主演作「トップガン マーヴェリック」の世界的大ヒットを受け、製作会社パラマウント・ピクチャーズの親会社にあたるパラマウント・グローバルや、世界最大の映画館チェーンAMCエンタテインメントの株価が好調だ。

1986年の大ヒット作「トップガン」の36年ぶりの続編。アメリカではメモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日)を含む連休に公開され、公開4日間で1億5300億ドル超の興行収入を記録。2007年に「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」(2007)が打ち立てたメモリアル・デーの週末のオープニング記録1億1473万ドルを塗り替えた。

同作の大ヒットを受け、大手映画館チェーンのAMCエンタテインメントの株価は週末に急上昇。公開前日の5月26日の終値は12.23ドルに対して、公開当日27日の終値は14.42ドルと2.19ドルの上昇(17.9%)。時間外取引でさらに31日は始値15.75ドルで始まり、一時は16.13ドルの高値を付けた。終値は14.34ドルで前日比0.08ドル(0.55%)マイナスとなったが、公開前の26日と比較すると2.11ドル(17.25%)と大幅に値を上げている。

また、パラマウント・グローバル社の株価は26日の終値32.40ドルに対し、27日の終値33.91ドル(対前日比4.66%)、31日の終値34.33ドル(同1.24%)と伸び続けた。なお、米国株式市場全体の31日の終値は、ダウ平均株価3万2990.12ドル(同0.67%減)、S&P500の4132.15ドル(同0.63%減)、ナスダック総合指数1万2081.39ドル(0.41%減)と各指標でマイナスになっている(参考:Google Finance)。

米Deadlineでは、新型コロナウイルスの影響で年代の高い層を中心に劇場から観客の足が遠のき、映画業界は依然として苦戦を強いられている状況下で、同作の観客が35歳以上の集客に成功していることが好材料の一つとしている。

トップガン マーヴェリック」は日本でも大ヒット公開中だ。

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