「塔の上のラプンツェル」歌・吹き替え声優まとめ 人気楽曲や中川翔子ら一挙紹介

2022年3月25日 07:00


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ウォルト・ディズニー・スタジオの記念すべき長編アニメ第50作「塔の上のラプンツェル」。

日本はもちろん世界中で人気を博し、続編として2本の短編映画と、1本のテレビシリーズが制作された“名作”です。実は、グリム童話の「ラプンツェル(髪長姫)」が原作って、知っていましたか?

2022年3月25日の日本テレビ系「金曜ロードショー」でのテレビ放送にあわせて、映画.com編集部が「日本語吹き替え声優」「歌・楽曲」の情報をまとめてみました。

ラプンツェルやフリンの日本語版声優(キャスト)、オープニングの歌、そして主題歌のタイトルや内容などをご紹介していきます。


【あらすじ】

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森の奥深く、人目を避けるようにして佇む高い塔で暮らし、18年間も外に出たことがないラプンツェル。彼女は、毎年誕生日になると夜空を舞うたくさんの灯りに特別な思いを抱き、「今年こそは塔を出て、灯りの本当の意味を知りたい」と願っていた。

ある日、突然現れた大泥棒フリンとともに塔の外へ出て、新しい世界への一歩を踏み出す。初めての自由、冒険、恋を味わうラプンツェル。やがて彼女の秘められた真実が解き明かされていく。


【メインキャラ吹き替えキャスト】


●ラプンツェル役/中川翔子小此木麻里諸星すみれ

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ラプンツェルは、約21メートルもの長く美しい“魔法の髪“を持つ少女。子どものころにゴーテルにさらわれ、長い間、塔の中しか知らずに生きてきましたが、ひょんなことから外の世界へ飛び出していきます。

その性格は、おしとやかなお姫様……ではなく超活発! 本作は彼女の姿を通じて「勇気の素晴らしさ」を私たちに伝えてくれます。

日本語吹き替え版の声優を担当したのは、“しょこたん”こと人気タレントの中川翔子さん。何事も恐れず新しいことに挑戦する彼女の姿が、劇中のラプンツェルと重なったため、熱烈なオファーの末に参加が決定しました。

2011年3月のジャパンプレミアイベントに登壇した際に、中川さんは「ラプンツェルは夢を自分でつかんでいく、かっこいい女の子。きっと彼女がこれからの時代を引っ張っていくと思う」と語り、「この映画を通して、たくさんの人たちの夢がかなっていけば」と願いを込めていました。

「シュガー・ラッシュ オンライン」より
「シュガー・ラッシュ オンライン」より

劇中のラプンツェルによる楽曲を歌っているのは、数多くのミュージカルで活躍する小此木麻里さん。さらにラプンツェルの幼少期は、「シュガー・ラッシュ」シリーズのヴァネロペ役なども担当した諸星すみれさんが務めています。

ちなみに……18年公開の「シュガー・ラッシュ オンライン」日本語吹き替え版では、中川さん、小此木さん、諸星さんが声優として同時に参加。それぞれラプンツェル(中川さん)、アリエル(小此木さん)、ヴァネロペ(諸星さん)を演じています。


●フリン・ライダー役/畠中洋

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フリンは、お尋ね者の大泥棒。追っ手から逃れるために塔へ忍び込み、ラプンツェルと出会います。

そのルックスから、かなり厄介なプレイボーイとして知られていましたが、得意の“誘惑顔”がラプンツェルにはまったく通用しません。しぶしぶながら(そしてどこか興味を持ちながら)彼女と手を組み、冒険の旅に出かけます。

日本語吹き替え版の声を担当したのは、テレビや舞台、ミュージカル、声優と幅広く活躍する畠中洋さん。ディズニー作品と縁が深く、「ライオン・キングのティモンとプンバァ」(テレビアニメ)のプンバァ役や、「魔法にかけられて」のエドワード王子役でも人気を博しました。


●ゴーテル役/剣幸

ゴーテルは、ラプンツェルの母親……のふりをしている悪女です。幼いラプンツェルをどこかから連れ去り、塔のなかへ閉じ込め、“魔法の髪”の力を独り占めしようとしています。

ゴーテルは本作における“ディズニー・ヴィラン”ですが、ラプンツェルを利用するだけではなく、本当に愛しているような言動もチラホラと見せます。彼女の存在が「愛情の難しさ」を象徴し、作品に奥行きをもたらしているのです。

日本語吹き替え版の声を担当したのは、元宝塚歌劇団・月組のトップスター、剣幸さん。宝塚歌劇団で多くの観客を魅了してきた歌唱力と演技力で、時間ごとに多彩な存在感をみせる難役ゴーテルを表現しています。


【その他の吹き替えキャスト】

・スタビントン兄弟役/飯島肇

・警護隊長役/佐藤陽規

・ビッグノーズ役/石原慎一

・フックハンド役/岡田誠

・ショーティー役/多田野曜平


【歌・主題歌/登場シーン】

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本作の作曲は、「リトル・マーメイド」「アラジン」「美女と野獣」なども手がけた巨匠アラン・メンケン。ここでは、特に人気の4曲を解説します。


●「自由への扉」(When Will My Life Begin)

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劇中、最初に登場する楽曲。ラプンツェルが塔の中でどのような生活をしているのか、歌にのせて紹介されます。

狭い塔での暮らしはさぞ退屈なのでは?と思いきや、ラプンツェルの姿を見ていると意外にも「楽しそう」。不自由も特にないようですし、前向きな様子が印象に残ります。

とはいえ、彼女の「変わらない毎日」は、果たして良いことなのでしょうか?

なぜなら、その日常はゴーテルの支配によってもたらされたのだから……軽やかなメロディと歌詞の裏側に重大な問題提起が含まれた、非常に多層的な楽曲でもあります。

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●「お母様はあなたの味方」(Mother Knows Best)

なぜ外に出られないのか、疑問を投げかけたラプンツェルに対し、“母”ゴーテルが理由を説明する歌です。

ラプンツェルはかよわい女の子であり、危険な世界から守るためと、子どもを思ってのことだと述べます。その歌詞は一見、優しい母親の気持ちを称賛しているようでもあります。

ですが、ゴーテルがラプンツェルを塔に隠している本当の理由は、どう考えても「魔法の髪の独占」です。しかし言葉通りに受け取るならば、ゴーテルは心からラプンツェルを愛しているとも解釈できる……とても巧みな楽曲なのです。

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●「誰にでも夢はある」(I've Got a Dream)

ラプンツェルとフリンが旅の途中に立ち寄った酒場で、暴力的な暮らしを送っている(であろう)悪党たちとともに歌って踊るシーンで登場します。

足は強烈に臭いし、鼻は強烈にでかい。でも恋人が欲しい。そんなふうに告白する荒々しい男の切実っぷりが笑えてきます。人は見かけで判断してはいけないし、ごついおっさんが繊細な夢を持っていてもいいじゃないか。そんなことを教えてくれる楽曲です。

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●「輝く未来」(I See the Light)

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「本作最大の名シーン」と人気の、ボート上でラプンツェルとフリンが向き合う場面で登場する楽曲。ラプンツェルがやっと自分の居場所を見つけ、未来への希望をこれまで以上に強く抱く様子が、エモーショナルに歌われます。

細かい説明は野暮なので、とにかく聞いてみてください。2011年度の第83回アカデミー賞では、本楽曲が主題歌賞にノミネートされました。

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【最後に:続編と実写化について】

「ラプンツェル あたらしい冒険」
「ラプンツェル あたらしい冒険」

ウォルト・ディズニー・スタジオの記念すべき長編アニメ第50作で、日本でも強い人気を誇る「塔の上のラプンツェル」。

2012年には続編となる「ラプンツェルのウェディング」(6分間の短編)が制作され、さらに17年には「ラプンツェル あたらしい冒険」(テレビ映画)も誕生。同17年にはテレビシリーズの「ラプンツェル ザ・シリーズ」も放送され、多くの視聴者を魅了し続けてきました。

また東京ディズニーシーでは、本作をテーマにした新エリアが建設中。ラプンツェルの塔はもちろんメインに据え、劇中のランタンフェスティバルをモチーフにしたアトラクションなどが展開される予定だそうです。

ちなみに海外での報道によると、「塔の上のラプンツェル」実写映画化も進んでいるのだとか。ディズニー社は一連の報道を事実と認めているため、実現の可能性は非常に高そう。物語や公開時期、キャストはまだ不明ですが、ラプンツェルやフリンは誰が演じるのか、とても楽しみです!

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