神尾楓珠は暗くて怖い人? 人生初舞台挨拶の三浦りょう太が出会った当初を述懐

2021年12月4日 10:00


初日挨拶に立った神尾楓珠、草野翔吾監督ら
初日挨拶に立った神尾楓珠、草野翔吾監督ら

神尾楓珠の映画初主演作「彼女が好きなものは」が12月3日、公開初日を迎えた。神尾は共演の山田杏奈三浦りょう太草野翔吾監督とともに東京・TOHOシネマズ池袋での舞台挨拶に臨んだ。

小説家・浅原ナオト氏の「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫刊)が原作。ウェブ小説サイト「カクヨム」で話題になり2018年2月に書籍化されたもので、19年4月にはNHKで「腐女子、うっかりゲイに告る。」のタイトルでドラマ化された。映画では、ゲイであることを隠して生きる高校生・安藤純(神尾)とBL(ボーイズラブ)好きのクラスメイト・三浦紗枝(山田)の恋愛を通じ、世間にはびこる“ふつう”の価値観とのギャップに向き合う姿を描く。

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今作が銀幕デビューとなった三浦にとっては、この日が人生初の舞台挨拶。神尾のことを“ふうちゃん”と呼んでいるそうだが、「最初は暗くて怖い人かと思ったけれど、実は明るい人。今では“ふうちゃん”と呼ばせてもらう仲。親友です」とすっかり意気投合した様子だ。ふたりは、現在放送中のフジテレビ系連続ドラマ「顔だけ先生」で教師と生徒という今作とは異なる立場で再共演している。神尾は、「ドラマの現場ではテンションが高い。でも今回の作品で初めて会ったときは緊張していたのか、どんな人なのか掴めなかった。変な人だと思っていました」と明かし、場内の笑いを誘った。

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さらに三浦は、山田に対しても「僕の方が年上ですが、杏奈ちゃんは先輩みたい。大物のオーラがあって、ふうちゃん同様に最初は話しかけにくかった」と当初の印象を吐露。それでも、「『てのひらの大きさが私と同じ!』と手を合わせてくれた。こっちはドキドキ!」と明かすと、山田は「え? 覚えていない」と苦笑いを浮かべていた。

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また、出演している今井翼磯村勇斗からのビデオレターもお披露目された。磯村から「監督の演出に惚れた」とメッセージが寄せられた草野監督は、「僕も磯村君の芝居に対する姿勢が好き。顔が映らない、難しいお芝居に真摯に取り組んでくれた。磯村君に出てもらって良かった」と謝意。神尾は、恋人役の今井との共演を振り返り「初めてご一緒したシーンのところから、包み込むような優しさがあふれ出ていました。僕としては、今井さんというよりも誠さん。そのおかげですんなりと役に入ることができました」と語っていた。

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