テレビドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」作曲家に映画版のハワード・ショア

Photo by Michael Loccisano/Getty Images

Amazon Prime Videoで配信予定のドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」の作曲家に、ピーター・ジャクソン監督による映画版を手がけたハワード・ショアが交渉中であると、米Deadlineが報じている。

ショアは、映画版「ロード・オブ・ザ・リング」3部作と、前日譚となる「ホビット」3部作を担当し、同シリーズの物語世界を知り尽くしているだけに適任といえる。なお、「ロード・オブ・ザ・リング」で米アカデミー作曲賞、「ロード・オブ・ザ・リング　王の帰還」で同作曲賞と歌曲賞を受賞している。

アマゾンは、映画版「ロード・オブ・ザ・リング」の原作となった英作家J・R・R・トールキンの「指輪物語」の映像化権の獲得のためだけに2億5000万ドルを拠出。全編ニュージーランドロケとなるシーズン1の制作に4億6500万ドルを投じているといい、ドラマ史上最高額となっている。

内容や正式タイトルは明らかにされていないが、同シリーズは英作家Ｊ・R・R ・トールキンの「指輪物語」を下敷きに、第二紀と呼ばれる時代区分を舞台にしている。「ホビット」ならびに「指輪物語」の舞台が第三紀にあたるため、映画版「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」の前日譚となる。

また、アマゾンはシーズン2以降の制作拠点をニュージーランドからイギリスに移すと発表。シーズン1のために制作されたセットは、すべてイギリスに輸送されるという。現在はシーズン1のポストプロダクション中だが、2022年1月1日からイギリスでシーズン2のプリプロダクションが並行して行われることになる。

タイトル未定の同シリーズは、22年9月2日にAmazon Prime Videoを通じて、世界240以上の国と地域で毎週1話配信される予定。

▽ph