「裁きを下して、男たちを教育していくの」 キャリー・マリガンが語る「プロミシング・ヤング・ウーマン」特別映像

2021年6月20日 13:00


泥酔した女性を家に連れこむ自称“ナイスガイ”に裁きを下す
泥酔した女性を家に連れこむ自称“ナイスガイ”に裁きを下す

第93回アカデミー賞で脚本賞を受賞した「プロミシング・ヤング・ウーマン」の本編映像とインタビューをおさめたスペシャル動画が披露された。本作は、“前途有望な若い女性”(プロミシング・ヤング・ウーマン)だったキャシーによる、未来を踏みにじった男たちへの復讐劇。映像では、主演のキャリー・マリガンが「1人ずつ裁きを下して、男たちを教育していくの」と、ストーリーを紐解いている。

30歳を目前にしたキャシー(マリガン)は、ある事件で医大を中退し、いまはカフェの店員として平凡な毎日を送っている。しかし裏では、夜ごとバーやクラブで泥酔したフリをして、自分を家へと連れこんだ男たちに裁きを下していた。ある日、大学時代のクラスメイトで、現在は小児科医となったライアン(ボー・バーナム)がカフェを訪れ、キャシーの恋心を目覚めさせる。一方で、この偶然の再会により、彼女はかつて親友の未来を奪った悲惨な事件の関係者への復讐心を覚醒させる。

メガホンをとったのは、本作で長編映画監督デビューを飾ったエメラルド・フェネル。ロマンティックコメディと復讐劇を融合させ、ジェンダーバイアスの本質に迫る独創的なオリジナル脚本を執筆し、アカデミー賞の脚本賞を獲得した。同主演女優賞にノミネートされていたマリガンは、批評家たちから「キャリア最高の演技」と絶賛を浴び、ロサンゼルス映画批評家協会賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞、放送映画批評家協会賞など主要賞で受賞を重ねた。

スペシャル動画では、キャシーが泥酔した女性に近付く自称“ナイスガイ”(いい奴)である男たちに復讐していくさまを、リズミカルに活写。そんな彼女を、フェネル監督は「ヒーローなんかじゃない」と話す。さらに、キャスト陣は「大切なテーマを描いたダークでスリリングな作品よ」(アリソン・ブリー)、「先が読めない」(バーナム)と語り、マリガンは「映画を見た人をハッと言わせたい」と笑みを浮かべた。

プロミシング・ヤング・ウーマン」は、7月16日から東京のTOHOシネマズ日比谷、シネクイントほか全国公開。

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