【国内映画ランキング】「美しき誘惑　現代の『画皮』」が初登場1位　「劇場版FGO　後編」など新作4本ランクイン

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5月15日～16日の国内映画ランキング（全国週末興行成績・興行通信社提供）が発表された。初登場の「美しき誘惑　現代の『画皮』」（日活）が、土日2日間で観客動員11万3000人、興行収入1億4000万円をあげ1位を獲得。宗教家の大川隆法が製作総指揮と原作を担い、「九尾の狐」に取り憑かれた妖魔の女性と、彼女に心を奪われ葛藤する男の姿を描く。「世界から希望が消えたなら。」「夜明けを信じて。」の赤羽博が監督、大川咲也加が脚本を手がけ、長谷川奈央、市原綾真、芦川よしみらが出演した。

公開から4週続けて首位を守っていた「名探偵コナン　緋色の弾丸」（東宝）は、土日2日間で動員9万3000人、興収1億3500万円を記録し2位に。累計では動員443万人、興収62億円を突破している。2位をキープしていた「るろうに剣心　最終章 The Final」（ワーナー）は、土日2日間で動員9万2700人、興収1億3700万円をあげ3位。累計では動員188万人、興収26億円を突破した。

全世界で5900万ダウンロードを突破した人気ゲーム「Fate/Grand Order」初の劇場版アニメーションの後編「劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット　後編 Paladin; Agateram」（アニプレックス）は5位に初登場。前編に引き続き、ゲームの全体構成を担当する奈須きのこ自らがシナリオを担当し、気鋭の演出家・荒井和人が監督を務め、声優の宮野真守、島崎信長、高橋李依が参加している。

このほか新作では、小説家、劇作家として活躍してきたフロリアン・ゼレールが、数々の賞に輝く自身の戯曲を、自らの初メガホンで映画化した「ファーザー」（ショウゲート）が8位にランクイン。先月発表された第93回アカデミー賞では、作品賞、主演男優賞、助演女優賞など6部門にノミネートされ、アンソニー・ホプキンスが「羊たちの沈黙」以来、2度目となる主演男優賞を、クリストファー・ハンプトン、ゼレールが脚色賞を受賞した。「アズミ・ハルコは行方不明」の松居大悟監督によるオリジナルの舞台劇を自ら映画化した「くれなずめ」（東京テアトル）は9位スタート。出演は成田凌、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹ほか。

なお、6位となった「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」（東宝／アニプレックス）は、累計で動員2893万人、興収399億7000万円を超え、興収400億円突破に王手をかけた。