スフィア、初の配信限定シングルで約1年3カ月ぶり新曲「スクランブルデイズ」リリース

寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生による4人組声優ユニット「スフィア」が、結成記念日の2月15日に新曲「スクランブルデイズ」をリリースした。同ユニット初の配信限定シングルで、2019年11月にリリースされた「ウルトラマンタイガ」第2クールエンディング主題歌「Sign」以来、1年3カ月ぶりの新曲となる。

09年に結成された「スフィア」は、05～06年開催の「ミュージックレイン スーパー声優オーディション（第1回）」合格者4人によるユニット。「夏色キセキ」や「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」などの主題歌で知られ、国立代々木第一体育館といった大規模会場でのライブも成功させている。19年には結成10周年を記念して、メンバーが主演を務める実写ドラマ「劇団スフィア」も放送された。

新曲「スクランブルデイズ」は、日本国内在住の高垣、戸松、豊崎が、イギリス留学中の寿とオンラインで連携するリモート環境下で制作された。YouTubeで公開中のミュージックビデオにも、メンバーがそれぞれ異なる場所で歌う姿が映し出されている。

カップリングとして、20年末開催のオンラインイベント「LAWSON premium event スフィアのMusicRainbow07」で披露されたセルフカバー楽曲「MOON SIGNAL（Orch ver.）」と「Super Noisy Nova（Xmas ver.）」を収録。ミュージックビデオやシングルのジャケットには、ファンから募集した「最高のスフィアポーズ」の写真や動画が散りばめられている。

新曲リリースにあたって、メンバー各人からのコメントも公開された。全文は以下の通り。

【寿美菜子】
　今遠く離れたイギリスにいる私にとって、みなさまとスフィアの新曲「スクランブルデイズ」を通して繋がれることに感謝！　私はイギリスのスタジオでレコーディングしました♪　メロディーラインと、nano.RIPEきみコさんが綴（つづ）ってくださった歌詞がとてもストレートで気持ち良いぶん、構成が少し複雑で面白い楽曲です。私はお散歩中に空を見上げながらよく聴いてます。「未来へ続く坂道の向こうで」また会いましょう♪

【高垣彩陽】
　現在メンバー1人がイギリスにいるスフィアですが、離れていても新曲を作りたいと密かに願っていました。しかし世界がこんなことになろうとは……。ですが、誰もが直接会うことが難しい今だからこそ生まれた曲になりました。私たちの想い、nano.RIPE のきみコさんの歌詞、ファンのみなさまの想いがひとつになり、愛が詰まったデジタルシングルが完成です。希望のように、誓いのように……この曲で心を繋ぎ、あなたのそばにいられますように！

【戸松遥】
　スフィアとしては初めての配信限定の楽曲であり久々のリリースになりました！　なかなかお客さんとも会える機会がないなか、離れていても繋がっているよ！　というメッセージがたくさん詰まった楽曲になっています。JK（ジャケット）もMVもファンの方はもちろん、お世話になった方々にも協力していただき、みんなで作った一曲になりました。ぜひフルで聞いてほしいです！

【豊崎愛生】
　スフィアが結成13年目を迎える記念すべき日に新曲をリリースさせていただけること、感謝でいっぱいです。「スクランブルデイズ」は、楽曲の打ち合わせからビジュアルワークに至るまで、可能な限りオンラインで制作しました。私たちにとって初めてのデジタルリリースで、たくさんの挑戦と可能性を感じていただけるとうれしいです。たとえ物理的に離れていても心はいつもそばにいるよ、という想いを込めて歌わせていただきました。聴いてくださった方の心に優しく届きますように。