「LOST」「バビロン5」の女優ミラ・ファーランさん死去　享年65歳

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「LOST」「バビロン5」などの米人気テレビドラマで知られる女優のミラ・ファーランさんが1月20日（現地時間）、米ロサンゼルスの自宅で死去していたことがわかった。65歳だった。米ハリウッド・レポーターなどは、死因は西ナイル熱ウィルス感染症と報じている。

旧ユーゴスラビア・ザグレブ出身のファーランさんは、クロアチア・ナショナル・シアターを拠点に舞台女優として活躍したのち、1991年にアメリカに移住。SFファンの間で絶大な人気を博した傑作ドラマ「バビロン5」（1993～99年）のメインキャストに抜てきされ、全5シーズン計111話にわたりミンバリ大使のデレン役を演じた。その後、世界中で社会現象を巻き起こした米ABCの大ヒットドラマ「LOST」で、島に漂流した科学調査団の生き残りであるダニエル・ルソー役を務めた。

映画界では、カンヌ国際映画祭でパルムドールとFIPRESCI賞（国際批評家連盟賞）をダブル受賞した巨匠エミール・クストリッツァ監督の「パパは、出張中！」（85）、トルコ人女性監督メリサ・オネルのベルリン映画祭出品作「Seaburners（原題）」（2004）といった作品で、印象的な演技をしている。