イーサン・ホーク、MCUに初参戦　マーベル新ドラマ「ムーンナイト」の悪役

2021年1月23日 12:00

イーサン・ホークが、マーベル・スタジオがDisney＋向けに制作準備を進めている新作ドラマ「ムーンナイト（原題）」に悪役として出演することが明らかになった。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。

「ムーンナイト（原題）」は、マーベル・コミックを原作にした、「スター・ウォーズ」シリーズのポー・ダメロン役で知られるオスカー・アイザックが主人公のムーンナイトを演じる新シリーズ。Huluのヒットコメディ「ラミー　自分探しの旅」でブレイク中の新進女優メイ・キャラマウィの出演も決定している。

原作コミックでは、1975年のマーベル・コミック「Werewolf by Night #32」に初登場したムーンナイトことマーク・スペクター。海兵隊出身の傭兵で、古代エジプトの月の神コンシューから超人的なパワーを授けられたのをきっかけに、多重人格障害を患いながらもそれを逆手にとって様々な人格を使い分け、悪と戦う異色のスーパーヒーローとして人気を誇ってきた。

ホークの役どころについては「メインの悪役」ということ以外、詳細がまだ明かされていない。現状では、スペクターの元傭兵仲間で親友だったにも関わらず、エジプトの財宝に目が眩んで彼を裏切り、その後ムーンナイトの宿敵となるキャラクター「ブッシュマン」を演じるのではないかとみられている。

「ストックホルム・ケース」「テスラ　エジソンが恐れた天才」など話題の主演作が多数公開を控えているホークは、「ウィッチ」のロバート・エガース監督が10世紀のアイスランドを舞台に描くバイキングの復しゅう劇「The Northman（原題）」の撮影を終えたばかり。また、企画・制作総指揮・主演の3役を務めた米Showtimeのミニシリーズ「The Good Lord Bird（原題）」も批評家から高い評価を得ている。

エジプト人監督モハメド・ディアブとインディーズ映画界期待の新人監督コンビ、ジャスティン・ベンソン＆アーロン・ムーアヘッドが演出を手がける「ムーンナイト（原題）」は、3月からハンガリーのブタペストで撮影開始を予定している。