リドリー・スコットがマラソン世界記録保持者キプチョゲ選手のドキュメンタリー映画を製作
2020年11月25日 19:00
リドリー・スコット監督が、マラソン世界記録保持者であるエリウド・キプチョゲ選手のドキュメンタリー映画をプロデュースしていることが明らかになった。
キプチョゲ選手は、2018年に樹立した2時間1分39秒というフルマラソンの世界記録保持者で、19年には非公認ながら人類初の2時間を切る記録を残したアスリートだ。「Kipchoge: The Last Milestone」と題されたドキュメンタリー映画は、キプチョゲ選手に密着する内容で、リドリー・スコット・クリエイティブ・グループが製作中だ。
メガホンをとるジェイク・スコット監督(「シングルマザー ブリジットを探して」)は、「不可能に思えることに挑戦する偉大なアスリートをドキュメントするために、この作品に取りかかりました」と、本作の製作意図を説明。また、「私たちが発見したのは、謙虚さが人々をインスパイアする力を持っていることでした」と語っており、キプチョゲ選手の超人的な身体能力を取り上げるだけでなく、人柄にもフォーカスが当てられているという。
キプチョゲ選手も「この映画が、大きな夢を持って限界に挑む勇気を持つという私のメッセージを伝え、これから何世代にもわたって人々をインスパイアしてくれることを願っています」とコメントを発表している。
プロデューサーはリドリー・スコットとロス・プラマーで、製作総指揮にはケビン・マクドナルド(「消されたヘッドライン」)らが名を連ねる。