Netflix、女子プロレスがテーマの人気ドラマを制作中止 新型コロナの影響で
2020年10月14日 14:30
Netflixが人気ドラマ「GLOW ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」の打ち切りを発表した。同作は、1980年代の米南カリフォルニアと南ネバダを舞台に女子プロレスの世界を描くコメディドラマ。2017年に配信を開始し、シーズン3までが制作・配信されている。
Netflixは19年8月、同作を次のシーズンで完結させることを条件に、シーズン4への継続を決定。しかし、シーズン4の撮影が開始したばかりの3月に、新型コロナウイルスの感染拡大により制作が中断してしまった。以来、Netflixと「GLOW ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」の制作陣は、撮影を再開する道を模索してきたという。だが、同シリーズは現在映像作品の製作が規制されているロサンゼルスで撮影されているうえに、レスリング場面が目玉であるため、役者同士が濃厚接触せざるを得ず、感染対策の費用がかさむことから、Netflixは打ち切りを決定した。
今回の打ち切り発表に伴い、企画・制作総指揮のリズ・フラハイブとカーリー・メンチは、「私たちは女性を題材にした複雑なコメディを作り、彼女たちの物語を語る創造的な自由を手渡され、格闘してきましたが、いまやその番組はなくなってしまいました」とコメントを発表。同時に、「ですが、いま世界ではこれよりずっと深刻でひどいことが起きています」と、米大統領選挙への投票を番組のファンに呼びかけている。
Netflixオリジナルシリーズ「GLOW ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」シーズン1~3、Netflixで独占配信中