「ndjc2020」製作実地研修に参加する作家3人決定、35ミリフィルムで短編を撮影

2020年9月6日 17:00


(左から)植木咲楽、木村緩菜、志萱大輔
(左から)植木咲楽、木村緩菜、志萱大輔

[映画.com ニュース] 「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2020」の製作実地研修に参加する作家が、7月から8月に実施したワークショップに参加した20人の中から選出され、植木咲楽、木村緩菜、志萱大輔の3人に決定。脚本指導後、今秋クランクインを目指す。

「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」は、日本映画の振興の一環として文化庁より特定非営利活動法人 映像産業振興機構(VIPO)が委託を受け、2006年度よりスタート。次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目指し、プロのスタッフの指導のもと、オリジナル脚本、35ミリフィルム撮影で30分の短編映画を制作する人材育成プロジェクトだ。

今回選ばれた植木は、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映画学科の卒業制作で監督・脚本を務めた「カルチェ」がPFFアワード2018に入選し、第19回TAMA NEW WAVEにてグランプリを受賞。大学卒業後は上京し、映画・ドラマ・ドキュメンタリー作品の助監督や映像作家として活動している。

木村は、日本映画大学の卒業制作で監督・脚本を務めた「さよならあたしの夜」を16mmフイルムで制作。在学中からピンク映画や低予算の現場で助監督として働き、卒業後は映画やドラマ、CM、MVなど様々な監督のもとで助監督として活動している。

志萱は、日本大学芸術学部卒業後、映像制作団体osampoを主宰し、アーティストのMVを手がける。監督作「春みたいだ」がPFFアワード2017やTAMA NEW WAVE正式コンペティション部門などに入選。海外ではイスラエルや台湾などの映画祭で上映された。監督作「猫を放つ」の2021年公開も準備している。

製作実地研修は、制作プロダクションの協力のもと、8月から10月にかけて脚本指導、10月から12月に撮影、12月から2021年1月に仕上げをして完成。2月から3月にかけて東京ほかで合評上映会を行い、劇場公開する。

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