オスカー女優レジーナ・キングの監督デビュー作をアマゾンが獲得

Photo by Amy Sussman/Getty Images

［映画.com ニュース］米アマゾン・スタジオが、「ビール・ストリートの恋人たち」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したレジーナ・キングの長編監督デビュー作「One Night in Miami（原題）」の世界配給権を獲得した。アマゾンは賞レース参戦を狙って今年後半にリリースするという。

米Deadlineによれば、キング監督の本作は、劇作家ケンプ・パワーズの2013年の舞台を映画化した作品。1964年2月25日、後にモハメド・アリと改名する青年カシアス・クレイが、マイアミビーチ・コンベンションセンターで開催されたボクシングの試合で、大方の予想を裏切ってソニー・リストンを倒し、世界ヘビー級王座を獲得した。ジム・クロウ法（人種隔離政策）により、クレイはすぐに会場のある島を退去せねばならず、黒人たちに親しまれたマイアミのハンプトン・ハウス・モーテルで親友の活動家マルコムX、歌手サム・クック、アメリカンフットボール選手ジム・ブラウンと勝利を分かち合い、翌朝4人は自分たち、そして仲間たちのための新しい世界を築こうと誓う、というストーリー。パワーズが映画の脚本も執筆した。

キャストは、クレイ役にイーライ・ゴリー、マルコムX役にキングズリー・ベン＝アディル、ブラウン役にオルディス・ホッジが、クック役にレスリー・オドム・Jr.。キング、パワーズが制作総指揮を務めている。

女優としてアカデミー賞のほかエミー賞を3度受賞しているキングは、主演ドラマ「ウォッチメン」で先日、5度目のエミー賞ノミネートを果たしている。

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