イタリアが舞台のピクサー最新作「ルカ」が2021年全米公開

2020年8月4日 12:00


エンリコ・カサローザ監督
エンリコ・カサローザ監督

[映画.com ニュース] ピクサー・アニメーション・スタジオが、2021年公開予定の新作「ルカ(原題)」を発表した。同社の短編「月と少年」のエンリコ・カサローザ監督によるオリジナル長編映画で、イタリアのリビエラ地方を舞台に、少年ルカの友情と冒険を描くという。

カサローザ監督は、声明で「これはとてもパーソナルなストーリーです」とコメント。「私が育ったイタリアのリビエラを舞台としているだけでなく、友情を物語の核としているためです。幼い頃の友情は、得てしてその後の人生を大きく左右するもので、そのような友情が『ルカ(原題)』の物語の中心にあります。イタリアの海岸地帯の美しさや魅力とともに、この映画を通じてルカの人生を変える忘れられない夏の冒険を描きたいと思います」と意気込みを語っている。

ピクサー作品といえば、3月に「2分の1の魔法」(ダン・スキャンロン監督)が全米で封切られたものの、その後、新型コロナウイルスの感染拡大により映画館が閉鎖。そのため、アメリカではディズニーのストリーミングサービス Disney+で配信されることになった(日本では8月21日から劇場公開予定)。

また、「モンスターズ・インク」「インサイド・ヘッド」のピート・ドクター監督の新作「ソウルフル・ワールド」が、11月20日に全米公開を控えている。同作は、ジャズミュージシャンを夢見る音楽教師のジョーが、ある日、ニューヨークで1番有名なジャズクラブで演奏するチャンスを手に入れるものの、マンホールに落下したことがきっかけで魂が体と切り離されてしまう、という物語だ。

なお、ドクター監督は現在、セクハラ問題でピクサーを退職したジョン・ラセターのあとを継いで、同社のチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めている。

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