リドリー・スコット「エイリアン」シリーズ継続に意欲
2020年6月9日 16:00
[映画.com ニュース] リドリー・スコット監督が、1979年の傑作SF「エイリアン」から続く同シリーズについて、続行する意思を語った。
「エイリアン」シリーズは、近年の前日譚「プロメテウス」(2012)とその続編「エイリアン コヴェナント」(17)の評価が芳しくなかった。しかし、米ロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューに応じたスコット監督は「『エイリアン』にはまだ描けるストーリーがたくさんあると思うが、再進化させるべきだと考えている。第1作を撮影しているとき、なんでこんなクリーチャーが生まれたのか、卵を積んだ戦艦みたいだといつも思っていた乗り物で移動していたのはどうしてか、ずっと考えていた。この宇宙貨物船の目的は何なのか、卵には何の意味があるのか? それを追求すべきだ。誰が、なぜ、何のために、これこそが次のアイデアだと思う」と明かした。
「エイリアン」シリーズ継続の案を語ったスコット監督だが、ほかにも現在撮影が中断している映画「The Last Duel(原題)」(マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック、ジョディ・カマー共演)や、TNTのSFドラマ「Raised By Wolves(原題)」など多数の新作を抱えている。