米テルライド映画祭、予定通り9月に実施を正式発表

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［映画.com ニュース］　新型コロナウイルス感染拡大の影響で多くの映画祭が中止やオンライン化に追い込まれるなか、9月上旬に予定している米テルライド映画祭が開催準備を進めていることが明らかになった。

米コロラドで行われるテルライド映画祭は、賞レース狙いの映画作品が数多く上映されることで知られ、今年で第47回となる。同映画祭によれば、当初は9月4～7日の実施を予定していたが、劇場の座席間隔をあけるなどの安全対策を行うため、開催期間を1日延長。開幕を1日前倒しし、9月3～7日に実施するという。

新型コロナウイルスの感染が拡大する懸念があるなかでも映画祭の継続を決定したのは、映画界からの強い要望があったからだと、映画祭は報道向けのメールで説明。「ほかの観客と一緒に映画の素晴らしさを体験するとき、魔法のような現象が起きます。映画の輝きと、感動的な物語が生み出す共感などの美しい副産物を、世界がいまほど必要しているときはないと思います」と開催理由を明かしている。

なお、9月2～12日開催を予定している伊ベネチア国際映画祭も、計画通り実施すると伊ベネト州のルカ・ザイア州知事が明らかにしている。