「ミニシアター・エイド基金」に更なる援軍! Tポイントでの募金が2週間限定で可能に
2020年5月1日 14:00
[映画.com ニュース] TSUTAYAや蔦屋書店を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブが、新型コロナウイルスの感染拡大で危機に瀕する文化を守るため、同グループが持つコンテンツ、プラットフォーム、データサイエンスを駆使して支援していく「カルチュア・サポート・プロジェクト by CCC」を開始する。
第1弾は映画への支援を行うことになり、全国の小規模映画館「ミニシアター」を守るために深田晃司監督と濱口竜介監督が発起人となって立ち上げた「ミニシアター・エイド基金」(https://motion-gallery.net/projects/minitheateraid)に“合流”。本日5月1日午後2時から同14日午後7時59分までの2週間限定で、T会員が所持するTポイントを1ポイント(1円相当)から寄付することが可能になる「Tポイント募金×ミニシアター・エイド基金」(https://tsite.jp/donation/index.pl?xpg=PCTC0202&bokin_id=627)をスタートさせた。
新型コロナウイルスの影響で、長い時間をかけて地域に映画文化を育んできた全国のミニシアターが難局を迎えている。「ミニシアター・エイド基金」には2万人近い人々が賛同し、5月1日正午時点で2億1000万円以上の支援が寄せられている。それでも、政府による緊急事態宣言が延期されることを想定すれば、Tポイント募金の“合流”は更なる援軍といえる。
深田監督は、「これまでの人生で何軒のTSUTAYAにお世話になっただろうか。引っ越すたびに近所にはTSUTAYAがあった。いつのまにかTポイントはコンビニでもカフェでも使えるようになっていた。映画が日常に越境してくる感覚が不思議で、なくても困らないかも知れないけどあるとちょっと嬉しいTポイント。その小さな幸せを少しだけミニシアターに分けてもらえないでしょうか。ビデオ屋さんにソフトが届く入り口にはいつだって映画館がありました」とコメントを寄せている。
CCCグループは、今回の募金期間後は公開中止や延期を余儀なくされた映画作品への支援、クリエイターへの支援につながる活動も展開していくという。なお、Tポイント募金への参加にはログイン(登録・無料)が必要。そして、税制上の寄付金として扱うことはできない。