“異次元の没入感”で壮絶なミッションに同行! サム・メンデス監督「1917」予告完成
2019年11月28日 08:00
[映画.com ニュース] サム・メンデス監督(「アメリカン・ビューティー」「007 スペクター」)の最新作「1917(原題)」の邦題が、「1917 命をかけた伝令」に決定し、2020年2月14日に日本公開されることがわかった。あわせて“異次元の没入感”が体感できる予告編とポスタービジュアルもお披露目された。
本作は、第一次世界大戦下の“若きイギリス兵のある1日”を描いた作品。若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクが、進軍する仲間と兄弟が所属する1600人の友軍兵士たちに「作戦中止」の重要な伝令するべく、危険が待ち受ける敵の陣地を抜けようとする。「マローボーン家の掟」のジョージ・マッケイ、「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのディーン=チャールズ・チャップマンのほか、ベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、マーク・ストロングらイギリスを代表する実力派俳優が結集し、撮影監督はロジャー・ディーキンスが務めている。
“屋外ロケでのワンカット撮影”という驚がくの手法によって製作された「1917 命をかけた伝令」。メンデス監督によれば、観客が主人公たちと同じ戦場に置かれ、緊迫感と兵士達たち不安や動揺などの心情に共感してもらうべく選んだ“究極の手法”とのこと。「完璧に途切れなく物語を描くために、全てにおいて秒単位まで計算されるなどち密な調整をした」「特にリハーサルについては、今までの過去のどの作品よりも時間を費やした」と話し、「自身のキャリアにおいて、最もエキサイティングな仕事だった」と自信をにじませている。
予告編は、突如敵機が向かってくる映像から始まり、「君たちの任務は“伝令”だ」と伝えられる若き兵士たちの姿を活写。「仲間を救いたければ命の限り急ぐんだ」という上官の言葉に駆り立てられるように、スコフィールドとブレイクは戦地を急ぐ。敵の襲撃、スナイパーとの対峙、闇を照らす照明弾、沼地や塹壕(ざんごう)を抜けて激流へダイブ――ワンカットで主人公たちに肉薄し続けるカメラの映像が、“リアルタイム”のドラマを伝えている。
ポスタービジュアルは、大きく切り抜かれた「1917」のタイトルのなかに、光へ向かって走る兵士2人の後ろ姿を切りとっている。また、「走れ。」というコピーが、彼らの“走り続けなければいけない運命”を表現している。
「1917 命をかけた伝令」のムビチケカードは、12月20日から発売開始。20年2月14日に全国公開される。