「スター・ウォーズ歌舞伎」市川海老蔵&堀越勸玄くんの“親子共演”が実現!
2019年11月20日 05:00
[映画.com ニュース]大ヒットSFシリーズの最新作「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」の公開を記念した「スター・ウォーズ歌舞伎」で、市川海老蔵(11代目)と、息子・堀越勸玄くんの“親子共演”が実現することがわかった。
「スター・ウォーズ歌舞伎」は、「スター・ウォーズ」の世界観を描出するべく、最先端の映像技術と日本の伝統芸能である歌舞伎を融合させた1日限りのスペシャルパフォーマンス。「スター・ウォーズ フォースの覚醒」と「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」のポイントとなる3シーンが3部構成で演じられ、シリーズの根幹を成す“家族の愛と喪失”をテーマに描かれる。
監修・主演を務める海老蔵は、祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レンを、歌舞伎の世界で描く“魁煉之介(かい・れんのすけ)”に扮することに。“魁煉之介”は、父親である半蔵(ハン・ソロ)との親子関係に葛藤し、上司である敷能角(スノーク)との確執、唯一無二のジェダイマスターにして師でもある琉空(ルーク・スカイウォーカー)との関係に悩み、正義と悪の狭間で揺れ動く人物。勸玄くんは、“魁煉之介”の幼少期を演じる。
歌舞伎は、家柄と世襲という実際の血縁関係によって演技の技が受け継いでいく。人物の内面の葛藤を表現するために、主演俳優の実際の親、子の俳優を、その人物の分身として登場させ、役柄の心理を象徴的に表現する。海老蔵が、父・市川團十郎さんと初めて映画館で見た作品は「スター・ウォーズ」、そして実の息子との共演は、父から子へ世代を超えて受け継がれる「スター・ウォーズ」との深い縁を感じさせる。
海老蔵は「(勸玄くんが演じるのは)映画でも描かれる事のなかった、あのカイロ・レンの揺れ動く幼少期の心情を表現する難しい役どころになります」と説明。「スター・ウォーズは我々家族にとっても大切な作品であり、『最後のスター・ウォーズ』のプロモーションに親子で出演させて頂くことに、この上ない喜びを感じています。是非、ご期待くださいませ」とコメントを寄せている。
「スター・ウォーズ歌舞伎」は、11月28日に都内某所で開催。「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」は、12月20日から日米同時公開。