渡辺謙&ジュリアン・ムーアが運命の出会い!「ベル・カント」本編映像入手
2019年11月7日 11:00
[映画.com ニュース]Amazonベスト・ブック・オブ・ザ・イヤーに輝いた小説を映画化した「ベル・カント とらわれのアリア」の本編映像の一部が公開された。渡辺謙演じる実業家が、大ファンのオペラ歌手と運命の出会いを果たすシーンを収めている。
1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件からヒントを得た、テロリストと人質の予期せぬ交流を描き出す。「アバウト・ア・ボーイ」のポール・ワイツ監督がメガホンをとり、実業家のホソカワを渡辺、ホソカワがファンのオペラ歌手ロクサーヌ・コスをジュリアン・ムーア、ホソカワの通訳ゲンを加瀬亮が演じている。
公開されたのは、南米某国の副大統領邸で行われたパーティーで、ホソカワとロクサーヌが出会うシーン。政府から工場誘致のために招かれたホソカワは、ここで行われるサロンコンサートを心待ちにしていた。長年のファンであるロクサーヌが姿を現すと、緊張気味に挨拶する様子から、この出会いが彼にとって特別なものだと伝わってくる。
ロクサーヌのコンサートが始まり、美しい歌声に聞き入るホソカワら招待客だったが、公邸の外には不穏な影が忍び寄っていた。この後、テロリストに占拠され、人質という運命共同体となっていく2人の出会いをとらえた、重要なシーンになっている。
「ベル・カント とらわれのアリア」は11月15日から全国公開。