“友人”の家にあったのは…「グレタ GRETA」ゾッとする本編映像
2019年11月7日 16:00
[映画.com ニュース]イザベル・ユペール、クロエ・グレース・モレッツが初共演する映画「グレタ GRETA」の本編映像の一部が公開された。年の離れた2人の女性による友情が終わりを告げる瞬間をとらえている。
ニューヨークで働くフランシス(モレッツ)は、地下鉄で置き忘れられたバッグを見つけ、持ち主の自宅に届けることにする。母を亡くしたばかりのフランシスは、カバンの持ち主である孤独な未亡人グレタ(ユペール)に共鳴し、お互いの寂しさを埋めあうように友情を育むようになる。
公開されたのは、フランシスがグレタの自宅に招かれたシーン。ロウソクを探そうと戸棚を開いたフランシスは、そこで自分がグレタに届けたものと同じバッグがいくつも収められているのを見つける。それぞれに届け主の名前と連絡先が添えられ、フランシスの名前が書かれたカバンも置いてあった。音楽やカメラワークなど、やりすぎなほどの絶妙な演出により、フランシスの内面の変化が強い印象を残す場面となっている。
フランシスを演じたモレッツは、このシーンについて「裏切られていたことを悟るだけじゃなく、グレタが実は恐ろしい人間だったと知り、傷つくだけでなく恐怖すら覚える瞬間なの。そこにあるのは利用されていた悲しみや、何かを奪われたという感覚よ」と語っている。
「グレタ GRETA」は11月8日から全国公開。