親切な未亡人だと思ったら…狂気の一端が垣間見える「グレタ GRETA」本編映像
2019年11月3日 11:00
[映画.com ニュース] イザベル・ユペール、クロエ・グレース・モレッツが初共演する映画「グレタ GRETA」の本編映像が公開された。ユペールが演じたグレタの恐ろしい“本性”を感じさせるシーンになっている。
仕事からの帰宅中、地下鉄の座席に置き忘れられたバッグを見つけたフランシス(モレッツ)。持ち主の家を訪ねると、温かく家に入れてくれたグレタ(ユペール)は、未亡人ゆえ孤独を抱えた女性だった。グレタがかつて犬を飼っていたことを知ったフランシスは、再び飼う気になったら探すのを手伝うと申し出る。
公開された映像は、グレタがフランシスに電話し、犬選びの手伝いを頼むシーンから始まる。グレタと急接近していくフランシスに対して、友人のエリカは「親切は命取りだよ」と忠告するが、フランシスは微笑むだけで耳を貸さない。
後日、動物愛護センターを訪れたグレタとフランシス。収容されている犬たちは、保護期間の間に飼い主が現れなければ安楽死を迎えるといい、グレタはその日を最後に安楽死が迫っていた1匹を迎えることにする。
心温まるシーンかと思いきや、フランシスと電話する際にグレタが不自然な仕草をしているのが確認できる。そのほか、グレタは安楽死を指す“PTS”という言葉を「恐ろしい言葉ね」と言いながら何度も使うなど、やがてエスカレートしていくグレタの狂気の“芽”を感じさせる。
「グレタ GRETA」は11月8日から全国公開。