オスカー・アイザック、ポール・シュレイダー監督の新作スリラーに出演

写真：Joel C Ryan/Invision/AP/アフロ

［映画.com ニュース］　「スター・ウォーズ」のポー・ダメロン役で一躍人気俳優となったオスカー・アイザックが、名匠ポール・シュレイダー監督の新作スリラー「The Card Counter（原題）」に主演することがわかった。米バラエティが独占で報じている。

「タクシードライバー」「レイジング・ブル」の脚本家として知られるシュレイダー監督・脚本による同作は、アイザック演じる元軍人でギャンブラーのウィリアム・テルを主人公としたリベンジスリラー。ポーカーで生計を立てながら質素な暮らしを送っていたテルはある日、サークと名乗るひ弱な青年から共通の敵である大佐への復讐計画を持ちかけられる。怒りと復讐心で分別をなくしたサークを助けることに贖罪への道を見出し、資金援助を申し出た謎の投資家ラ・リンダとサークを連れ立ってカジノからカジノへと渡り歩いた末、ラスベガスで開かれるポーカー世界大会に行き着いたテルだったが、その道中で自身の暗い過去と対峙することになる、というストーリーのようだ。

過去作「ザ・ハリウッド」を手がけたブラクストン・ポープが、ローレン・マンと共同でプロデューサーを務めるほか、最近作「魂のゆくえ」のアレクサンダー・ダイナンとベンジャミン・ロドリゲス・Jr.が、撮影と編集をそれぞれ担当する同作は、2020年初頭のクランクインを予定している。

Netflixオリジナル映画「トリプル・フロンティア」やウィレム・デフォー主演のジュリアン・シュナーベル監督最新作「永遠の門　ゴッホの見た未来」、オリビア・ワイルド、アネット・ベニング、アントニオ・バンデラスら豪華俳優陣の共演で話題を集める「ライフ・イットセルフ　未来に続く物語」など、出演作が目白押しのアイザックは、「メッセージ」「ブレードランナー2049」のドゥニ・ビルヌーブ監督によるリブート版「デューン　砂の惑星」の撮影を終えたばかり。さらに12月20日には、全世界待望のシリーズ最新作「スター・ウォーズ　スカイウォーカーの夜明け」の日米同時公開が控えている。