シャイで孤独なサイコパス…“グレタ”って何者? 大女優が語るインタビュー映像
2019年10月31日 11:00
[映画.com ニュース] 映画「グレタ GRETA」で初共演したイザベル・ユペール、クロエ・グレース・モレッツのインタビュー映像が公開された。ユペールが演じたグレタという強烈なキャラクターについて、2人がそれぞれ分析をしている。
都会の片隅で孤独に暮らす未亡人グレタ(ユペール)が置き忘れたバッグを見つけ、家まで届けたフランシス(モレッツ)。その後、2人は年の離れた友人として親密に付き合うようになるが、グレタはやがてストーカーのようにフランシスにつきまとっていく。
「エル ELLE」での怪演も記憶に新しいユペールは、グレタというサイコパス的なキャラクターについて「物語の第一部におけるグレタは、とてもはかなげで、要求の多い、シャイな人物に見える。繰り返し孤独を訴え、孤独ゆえにあのような行動に出るのかもしれない。でも物語が進行すると、気まぐれで、いろいろな顔を持つことが分かってくる。グレタには決して共感できないでしょう」と解説する。
一方、フランシスを演じたモレッツは、グレタについて「聡明な女性」だと明かし、「脚本の初稿は設定が違っていて無力な女性として描かれていたのだけど、イザベルの出演が決まってからは、数段興味深く怖いキャラクターになった」と語る。製作当初、本作は未亡人を意味する「The Widow」というタイトルを予定していたが、最終的には名前がそのまま採用された経緯もあるなど、圧倒的な存在感を放つグレタに注目だ。
「グレタ GRETA」は11月8日から全国公開。