ケイト・ブランシェット、デル・トロ監督新作に出演交渉中
2019年8月7日 11:00
[映画.com ニュース] ブラッドリー・クーパーを主演に迎えたギレルモ・デル・トロ監督の新作「Nightmare Alley(原題)」に、ケイト・ブランシェットが出演交渉中であることがわかった。米バラエティが独占で報じている。
米作家ウィリアム・リンゼイ・グレシャムの同名小説を原作に、見世物小屋の芸人から読心術のトリックを盗み取り、メンタリストとして成功を収めた青年詐欺師が、心理学者でありながら道徳観のかけらもない悪女をパートナーにしたことで、人生を狂わされていくさまを描く。1947年にも、タイロン・パワー主演のフィルムノワール「悪魔の往く町」として映画化されているが、デル・トロ監督が気鋭の脚本家キム・モーガンと共同で執筆した脚本は、より原作に近い内容になっているようだ。
デル・トロが脚本・監督に加え、J・マイルズ・デイル(「シェイプ・オブ・ウォーター」)とともに製作も兼ねる本作は、2020年頭にクランクイン予定で、世界配給は米フォックス・サーチライトが手がける。「シェイプ・オブ・ウォーター」で作品賞と監督賞を含む4つのオスカーを手にして以降、主にプロデュース業に注力するデル・トロ監督は現在、ニック・アントスカの短編小説をもとにした超常現象スリラー「アントラーズ(原題)」の準備に入っている。
リチャード・リンクレイター監督がメガホンをとる主演最新作「Where'd You Go Bernadette(原題)」の全米公開を8月9日に控えるブランシェットは現在、米FXの新ドラマ「Mrs. America(原題)」の撮影に入っている。