「ストレンジャー・シングス」キャスト来日!シーズン3の見どころ&マックス役オーディションの裏側を告白

2019年7月8日 12:00


(左から)ゲイテン・マタラッツォ、ノア・シュナップ、セイディー・シンク、ケイレブ・マクラフリン
(左から)ゲイテン・マタラッツォ、ノア・シュナップ、セイディー・シンク、ケイレブ・マクラフリン

1980年代の小さな町ホーキンスを舞台に、少年ウィルの失踪事件をめぐり、友人や家族、地元警察らが不可解な事件に巻き込まれていくさまを描く、Netflixの人気シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のシーズン3が、現在配信中だ。同シリーズに出演するノア・シュナップ(ウィル役)、ゲイテン・マタラッツォ(ダスティン役)、ケイレブ・マクラフリン(ルーカス役)、セイディー・シンク(マックス役)が、シーズン3配信開始を記念してそろって来日し、シーズン3の見どころや撮影の思い出を語った。(取材・文・写真/編集部)

※この記事は、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン3前半までの内容に触れています。未見の方はご注意ください。

■シーズン3は、「とにかくみんなが恋愛中」!

――今作は世界中でセンセーションを巻き起こしています。この熱狂のなかにいて、どのような心境ですか?

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シュナップ「みんなそうだと思うけれど、こんなことになるなんてまったく予想してなかったよ。こんな爆発的な人気が出たことは本当にラッキーだと思う。(シーズン1を)撮影しているとき、『じゃあね』って言ったら、もう一生みんなに会えないんだと思っていたよ」

マタラッツォ「本気!? なんてことだ……。僕はそんな風には思っていなかったよ(笑)! でも、もしこうなるってわかっていたら準備したかったな。世間の目を気にしないで、子どもっぽく馬鹿みたいに振る舞う時間が数カ月間でいいから欲しかった。今はもう……絶対に問題は起こせないよ(笑)」

――シーズン2の最終回は、ホーキンスに平和が戻ったかと思えば、裏側の世界の影が垣間見えるというシーンで終わりました。シーズン3ではどのような展開があるのでしょうか?

シュナップ「とにかくみんなが恋愛中ってことは断言できます(笑)。舞台は1985年の夏なので、みんなショートパンツを履いていて……(笑)。子どもたち全員が仲良くじゃれ合っているシーンも多いんだけれど、これまでの“定番の仲良し組み”とは違う組み合わせもあったりして、とてもエキサイティングなんだ」

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――マックス役のシンクさんは、シーズン2で新しい風を吹き込み、シーズン3ではイレブン/エル(ミリー・ボビー・ブラウン)の親友になっていきますね。

シンク「シーズン2はちょっとドラマティックな展開でしたよね。マックスに対して、『この子はいったい誰?』『どうしてお兄ちゃんにいじめられているの?』って謎がいっぱいで。シーズン3では、ようやく彼女の本当の性格が見えてくるの。自信を持っている部分もあって、イレブンに自分の考え方を教えたりね」

――マックスがイレブンに恋愛指南をしていますね。

シンク「そうなの(笑)! マックスは実際に自分が経験した以上の恋愛の知識を持っていると思う。イレブンには悪影響かもね(笑)」

――シーズン2でダスティンとスティーブ(ジョー・キーリー)の間に絆が芽生えます。シーズン3でふたりの仲はどうなりますか?

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マタラッツォ「シーズン3でもダスティンとスティーブの友情は続くし、もっと絆を深めて一緒に冒険もするんだ。前は“フレネミー(友であり敵)”みたいな感じだったけど、今では完全な友だちさ。兄弟みたいでもあるかな。ダスティンはひとりっ子だし、尊敬できる年上の男性が身近にいなかったんだ。そしてやっとスティーブを見つけた。まったく違うふたりなのに、互いに共通点を見いだして、大切にしていくのは最高の関係だよ。それに、ジョーと仕事するのは本当に楽しいんだ! スティーブとのパートは、シーズン3におけるダスティンの物語のメインさ。(ほかのメンバーに向かって)悪気はないよ! きみたちを恋しく思ったことも、このシーズンを気に入ってる理由のひとつだから(笑)!」

■波乱のマックス役オーディション、決め手はマクラフリンの助言?

――シーズン2から加わったシンクさんのオーディションはいかがでしたか?

シンク「たくさんの女の子がこの役を欲しがっていることは分かっていたから強烈で、私もとにかく一生懸命だった。本当にこのキャラクターを演じたかったから、覚悟を決めてすべてを捧げて取り組んだの。4次オーディションが終わった頃には候補は3人になっていて、みんなとスクリーンテストをしたわ。それが想像以上に楽しかった。(制作総指揮・脚本・監督を務めるロス&マット・)ダファー兄弟は本当に面白くて、みんなもいい人で……」

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マクラフリン「僕はもうひとりの女の子がいいと思ってたんだ! ちぇっ」

全員「(爆笑)」

シンク「あら、それはごめんなさいね(笑)!」

マクラフリン「実はスクリーンテストの前日に、ゲイテンと僕とダファー兄弟でディナーに行ったときに、最終候補者としてセイディーの名前を聞いたんだ。『セイディーなら知ってるよ!』って興奮したよ。ブロードウェイで知り合っていたし、ダファー兄弟に『彼女は最高だよ! テキサス出身でご家族も最高!』って推しまくったんだ」

マタラッツォ「今ではみんながセイディーに感謝しているよ」

■キャストの絆は最強!「“子役”でいることを理解できる人は少ない」

――みなさんがオフカメラのときも仲良くしているのは、ファンにはほほ笑ましく嬉しいです。お互いがどのような存在ですか?

シュナップ「僕たちには特別な絆があると思う。みんなに出会えて本当に幸運だよ。撮影現場に同じ年頃の俳優がたくさんいるとそれだけで楽しいし、心が軽くなる気がするんだ。だだただ、みんなの近くにいるのが大好きだよ。8カ月間、毎日一緒に同じことを経験して、お互いに頼って、理解し合えるのは最高だね」

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シンク「私たちの友情はとてもユニークなの。そもそも、同じ番組に出演しているだけなら、根本的には知らない人よね。それでも私たちは今ある特別な友情を築いたの。8カ月間撮影したら仕事から離れて、あまり話せる機会もない。それでも、再会したとたんに何のブランクもなく前の関係に戻れるの」

マクラフリン「一緒に育ったと言える人たちだよ。ほかの友だちとはやっぱり違う絆があるんだ。同じ経験をして、同じように世間に名前が知られるようになった。“子役”でいることを理解できる人は少ないから、素晴らしい友人たちがいてくれてありがたく思っているよ」

マタラッツォ「みんながいなければ、今の状況に折り合いをつけるのはとても難しかったはずだよ。ある意味、お互いに導き合っているからこそ、この業界で働くことができているんだと思う。(ブラウンとマイク役のフィン・ウルフハードを含めた)6人全員が一緒にいられるのは素晴らしいことなんだ。みんなが集まれば、僕たちはただの子どもだと気付けるから。そういうことが、僕たちの友情をもっと強固で意味あるものにしているよ。少なくとも僕にとってはね。みんなにとってもそうだといいな(笑)」

全員「もちろんだよ!」

ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン3は、現在Netflixで配信中。

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