A・クリスティー原作「ねじれた家」 主演G・クローズが語るミステリーの見どころ
2019年4月14日 10:00
[映画.com ニュース]ミステリーの女王アガサ・クリスティが、自身の最高傑作と公言する長編小説を映画化した「アガサ・クリスティー ねじれた家」。このほど、本年度アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた名女優グレン・クローズが作品を語るインタビュー映像を映画.comが入手した。
1949年に発表された小説「ねじれた家」を、約70年の時を経て初映画化。大富豪レオニデスが毒殺され、私立探偵チャールズは捜査に乗り出す。広大な屋敷でチャールズを待っていたのは、愛人を持つ若い後妻ブレンダ、映画製作の資金を手に入れたい長男、父から受け継いだ会社が倒産寸前の次男、亡き前妻の姉であり一族を取り仕切る大伯母イーディス。やがてチャールズは、心の“ねじれた”一族全員に殺害の動機があることに気付く。
大伯母イーディスを演じる主演のクローズは、「彼と会ったとき自分の作りたいものがしっかり分かっていて、フィルムノワールに対する知識も豊富だと感じた。誰かと話していると、一瞬で何かを感じることがあるわよね。この人とは仕事をする価値があるって直感したの」と、ジル・パケ=ブレネール監督の手腕を称え、「優れたストーリーテラーは、ズルい手は使わずに、考えを導くの」と、良質のミステリー映画としての本作の見どころを具体的な例を挙げながら解説している。
「アガサ・クリスティー ねじれた家」は、4月19日から東京の角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開される。