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◆2019/4/13更新
諏訪敦彦監督×モトーラ世理奈! 「風の電話」に西島秀俊、三浦友和、西田敏行が集結
物語のモチーフは、天国につながる唯一の電話
  諏訪敦彦監督(「M/OTHER(1999)」「ライオンは今夜死ぬ」)の最新作「風の電話」の製作が決定し、2020年初春に全国公開されることがわかった。主演を務めるのは、「少女邂逅」「21世紀の女の子」で存在感を放ったモトーラ世理奈。共演には、西島秀俊三浦友和西田敏行といった実力派が結集している。

  本作のモチーフとなったのは、今は亡き大切な人と想いをつなぐ電話として、岩手県大槌町の小高い丘の上にある「風の電話」。2011年、佐々木格氏が「死別した従兄弟ともう一度話したい」という思いから、自宅の庭に白い電話ボックスを設置し、そこにラインの繋がっていない黒電話を置いた。東日本大震災以降、今は会えない家族や友人に"心で話す"ことができる「風の電話」には、3万人にものぼる人々が訪れている。

  映画では、ひとりの少女が広島から故郷・岩手に帰り「風の電話」にたどり着くまでの道程を通じて"傷ついた心の救済""人々が忘れかけている大切なもの"を映し出す。モトーラが主人公のハル役、西島がハルと行動をともにする森尾役として出演。三浦と西田は、ハルが旅の途中で出会い、彼女に影響を与える重要な人物を演じる。

  「H story」以来、18年ぶりに日本映画を手がけることになった諏訪監督。「スマホを片時も手放すことができない私たちは、まるで片手の操作だけであらゆる世界に繋がっているという錯覚に陥ります。しかし、そう簡単には繋がらない人や世界というのがあることを、私たちは忘れてしまっているのかもしれません」と前置きし、「風の電話」への道のりには「わかりやすい標識や、案内図はなく、『さあ、自分の力でここまでやっておいで』と私たちに旅を誘っているかのようです。熊野詣での時代から、旅は生まれ変わるための再生の行為です。私たちも傷ついた主人公ハルの魂とともに、『風の電話』を目指して旅をしてみようと思います」と語っている。

  「風の電話」を設置した佐々木氏は「最愛の人を失った時、遺された人の悲しみを癒すのは、その人の持つ感性と想像力です。人間には、失ったものを取り戻したいと切望する想いがあります。癒しには、亡き人に再会できる、再びつながれるという想像を通して新しい物語が必要となります」と説明。「主人公ハルは、旅の途中で様々な人たちの優しさに触れ、少しづつ心を開いていきます。故郷の岩手県大槌町で『風の電話』を訪ね、自問自答する中で、どんな時にも人生には意味があることに気付きます。自分は今『人生から問いかけられている』だから、たとえ今がどんなに苦しくても、全てを投げ出す必要はないのだと」とコメントを寄せている。

  「風の電話」は、4月中旬にクランクイン。20年初春に全国公開される。

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