エイミー・アダムス、アメリカの白人極貧層を描くロン・ハワード監督作に出演
2019年4月8日 14:00
[映画.com ニュース] エイミー・アダムスが、アメリカの白人極貧層を描くロン・ハワード監督作「Hillbilly Elegy(原題)」に出演することがわかった。
原作は、2016年にアメリカで刊行された白人作家J・D・バンスの回想録「Hillbilly Elegy(原題)」。バンスは当時、無名作家だったが、田舎の貧しく過酷な家庭環境で育った自身の過去を如実に描いていることから、トランプ大統領を支持する白人労働者階級を理解するうえで役に立つと話題になり、74週にわたりニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト入りを果たした。
米バラエティによれば、映画では、現代におけるアメリカン・ドリームの追究と3世代にわたるアパラチアン・ファミリーの生活を、イエール大のロースクール卒業後、故郷であるオハイオに戻ることを余儀なくされたバンスの視点で描くという。
17年にハワード監督の制作会社イマジンが映画化権、19年にはNetflixが世界配給権を獲得している。脚本は「シェイプ・オブ・ウォーター」のバネッサ・テイラーが執筆し、ハワードとブライアン・グレイザー(「インフェルノ」)、カレン・ランダー(「gifted ギフテッド」)が制作を務める。バンスは、ジュリー・オーと共同で製作総指揮として参加する。