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◆2019/3/23更新
「尾道映画祭2019」、尾道出身の湊かなえ原作、尾道ロケの「望郷」で開幕
3年目を迎えた「尾道映画祭2019」が開幕
  今年で3年目を迎えた「尾道映画祭2019」が3月23日、開幕。因島市(現・尾道市)出身の作家、湊かなえ氏の原作で、同地でロケした映画「望郷」(菊地健雄監督)が広島・尾道の「しまなみ交流館」でオープニング上映された。

  「望郷」は同名連作短編集の2作「夢の国」「光の航路」が原作。瀬戸内のある島を舞台に、家の因習に縛られた娘(貫地谷しほり)、亡くなった父(緒形直人)への言動に後悔の念を持つ息子(大東駿介)、2組の親子が織りなす感動ミステリー。尾道・因島を中心に瀬戸内で全編ロケされた。

  現在は兵庫・淡路島で作家活動を続ける湊氏は「小説のモデルは8割が因島、2割は今住んでいる淡路島で見たことです。生まれ育った因島を離れて見えたものや、せっかく島を出たのに、今は別の島に住んでいる自分ならではの、物語を書きたかった」と話した。

湊かなえ氏
  これまで「告白」「北のカナリアたち」「白ゆき姫殺人事件」などが映画化されているが、「小説を書いている時には登場人物の顔が浮かんでいるはずなのに、映画を見ると、その記憶が上書きされ、"こんな顔をしていたんだな"と思います。一粒で二度美味しいですね」と湊氏。故郷が映画の舞台になったことには「自分は本土で暮らしたことがないので、海がきれい、潮風が…とか気にしたことがない。こんなにきれいなところに住んでいたんだと嬉しく思いました」と喜んだ。

  映画祭出席については「席を見渡すと、親や高校の先生の顔が見える。こういう場所で挨拶できるのは光栄です。昔から(大林宣彦監督の)尾道三部作を観ていたので、尾道には知っているところがいっぱいある。映画のロケ地になるようなところに住んでいるんだなと思います。これからも、じゃんじゃん映画を撮って欲しい。地元が盛り上がってくれれば。ぜひ因島にも足を伸ばしてください」とPRしていた。

  続けて行われたオープニングセレモニーには、「望郷」の湊氏、菊地監督のほか、俳優の佐野史郎満島真之介、「愛がなんだ」(24日上映)の中島歩深川麻衣、「緑色音楽」(24日上映)の中村佳代監督、絵本作家の長田真作氏、映画評論家のヴィヴィアン佐藤氏らが登壇。最後は、出席者が尾道の頭文字「O」を指で作る"尾道ポーズ"で記念撮影を行った。

  「尾道映画祭2019」は24日まで開催。

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