余命半年の元生徒と教師の再会 堤真一×柳楽優弥「泣くな赤鬼」予告&ポスター

2019年3月14日 07:00


俺の生徒になってくれて、ありがとう。
俺の生徒になってくれて、ありがとう。

[映画.com ニュース] ベストセラー作家・重松清氏の短編小説を、堤真一柳楽優弥川栄李奈らの共演で映画化する「泣くな赤鬼」の予告編とポスタービジュアルが、このほど完成した。「先生さ」「うん」「生徒の葬式とか出たことあるの?」というボイスオーバーから始まる予告は、余命半年の元生徒と、厳しさでしか向き合うことができなかった教師の物語を映し出す。

「ビタミンF」「とんび」「その日のまえに」「流星ワゴン」などで知られる重松氏の短編を、「キセキ あの日のソビト」の兼重淳監督のメガホンで映画化。重松氏が「いままで書いてきた『教師と生徒』のお話の中で、特に愛着のある作品」と語るほど思い入れが深い、感動の物語を紡ぐ。

城南工業野球部監督・小渕隆(堤)は、陽に焼けた赤い顔と、鬼のような熱血指導から“赤鬼先生”と呼ばれていた。甲子園出場の一歩手前で散ってから、早10年。今では野球への情熱は衰え、定年間際の疲れた中年になっていた。ある日、かつての教え子・斎藤智之(愛称ゴルゴ/柳楽)と偶然、病院で再会する。野球の素質はあるものの、堪え性のない性格ゆえに高校を中退したゴルゴだったが、現在は立派な大人に成長し、妻・雪乃(川栄)と幸福な家庭を築いていた。しかし赤鬼先生は、その彼が「末期がんで余命半年」であることを知らされる。あの時、かけてやれなかった言葉。厳しくすることでしか、教え子に向き合えなかったあの日の後悔。赤鬼先生はゴルゴのため、かつて挑むはずだった“甲子園出場”を賭けた、決勝戦の再現試合を企画する。

画像2

主題歌は、竹原ピストルによる「おーい! おーい!!」に決定。竹原にとって、初めての書き下ろし映画主題歌となる。「引きずりこまれるように、すっかり親身になりながら、台本を読みました。映画の中でも存分に描かれるであろう事柄たちに野暮な干渉、邪魔をしないように気をつけながら、それでいて、この登場人物のこのときの状況、心境、自分にも身に覚えがあるなあ……。といううっすらとした接点、共感を見つけて、そこから膨らませて書いた歌です」とコメントしている。

そしてポスターには、「俺の生徒になってくれて、ありがとう。」というメッセージが。胸に深く染み入る歌と言葉が、物語の情動を静かに加速させる。「泣くな赤鬼」は、ほか麻生祐未キムラ緑子竜星涼が共演し、6月14日から公開。

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