「運び屋」イーストウッドの名セリフ&人生観を凝縮!特別映像が公開

2019年3月8日 12:00


現在88歳のクリント・イーストウッド
現在88歳のクリント・イーストウッド

[映画.com ニュース] クリント・イーストウッドが監督・主演を務める「運び屋」(公開中)の特別映像が公開された。劇中の印象的なセリフの数々や、撮影の模様が収められている。

実話を基にした本作でイーストウッドが演じたのは、一度に最大13億円相当のドラッグを運んだとされる“伝説の運び屋”。仕事一筋で家庭をないがしろにし、事業の失敗で家財を失ってしまった孤独な老人アール・ストーン(イーストウッド)。車の運転さえすればいいという仕事を引き受けるが、その実は巨大麻薬組織の運び屋だった。

特別映像は、イーストウッドによる「興味をそそられる物語に、出会うことがある」という一言から始まる。常に自分が演じるべき役柄、監督するに値する物語を探し続けているイーストウッドは、ニューヨークタイムズの記事を基にしたニック・シェンクの脚本を読み、この物語に惚れ込んだ。「これは私の以前の作品とは全然違っていた」と、90歳の運び屋をめぐる前代未聞の実話を映画化した。

イーストウッドが演じたアールは、家族よりも仕事や他人との関係を優先してきたことで、家族に愛想をつかされてしまった男。「自分の家より、他人の問題を片づけるほうが大事だと思っていた」「大きな代償を払って、やっと家族が大事だと気づいた」と反省するアールの姿が映し出される。

共演者の姿も収められ、「アメリカン・スナイパー」以来イーストウッドと2度目のタッグを組んだブラッドリー・クーパーは「クリント(・イーストウッド)が役に入り込む姿に感動したよ」と興奮気味に語る。巨大麻薬組織の大ボスを演じたアンディ・ガルシアも「クリントは、俳優の夢だよ」とイーストウッドとの初仕事に喜びを隠せない。

最後には、イーストウッド自身の言葉で「頭でなく心の声を聞くことだ。そしてキャラクターの感情を観客に届ける」と作品作りのこだわりを明かす。「人生には、越えるべき障害がある。彼(アール)は限界を超えてしまったんだ」と意味ありげな言葉を残し、本編の展開に含みをもたせた。

Amazonで今すぐ購入

DVD・ブルーレイ

Powered by価格.com

関連ニュース

映画ニュースアクセスランキング

本日

  1. 目黒蓮×佐野勇斗「トリリオンゲーム」映画化決定!次なるステージは“日本初のカジノリゾート” 公開は2025年

    1

    目黒蓮×佐野勇斗「トリリオンゲーム」映画化決定!次なるステージは“日本初のカジノリゾート” 公開は2025年

    2024年4月22日 05:00
  2. 市原隼人「おいしい給食」映画第3作で中学校のリアル給食に舌鼓 「うらやましい」を連呼

    2

    市原隼人「おいしい給食」映画第3作で中学校のリアル給食に舌鼓 「うらやましい」を連呼

    2024年4月22日 18:30
  3. この“おもてなし”何かが嫌…… 最狂映画「胸騒ぎ」違和感だらけの不穏な会話をとらえた映像公開

    3

    この“おもてなし”何かが嫌…… 最狂映画「胸騒ぎ」違和感だらけの不穏な会話をとらえた映像公開

    2024年4月22日 10:00
  4. 韓国で「パラサイト」超えの大ヒット! ファン・ジョンミン×チョン・ウソン共演で衝撃の事件を映画化「ソウルの春」8月23日公開

    4

    韓国で「パラサイト」超えの大ヒット! ファン・ジョンミン×チョン・ウソン共演で衝撃の事件を映画化「ソウルの春」8月23日公開

    2024年4月22日 09:00
  5. クリス・ヘムズワース、ケビン・コスナーに主演を直訴して断られたと告白

    5

    クリス・ヘムズワース、ケビン・コスナーに主演を直訴して断られたと告白

    2024年4月22日 11:00

今週