【第91回アカデミー賞】賞レース牽引した「スパイダーマン スパイダーバース」が長編アニメ賞に!
2019年2月25日 11:31
[映画.com ニュース]第91回アカデミー賞の授賞式が2月24日(現地時間)、米ハリウッドのドルビー・シアターで行われ、異なる次元のスパイダーマンが結集する世界を描いた「スパイダーマン スパイダーバース」が長編アニメーション賞を受賞した。なお、ノミネートされていた細田守監督の「未来のミライ」は受賞を逃す結果となった。
物語の舞台は、時空が歪められたことにより、異なる次元に属する様々なスパイダーマンたちが集められた世界。スパイダーマンとしての能力をうまく制御できない少年マイルス・モラレスが、長年活躍するピーター・パーカーの指導の下、一人前になるために成長していく姿を描く。
本作は、第76回ゴールデングローブ賞の最優秀アニメーション映画賞を獲得し、第46回アニー賞でも最高賞となる長編アニメーション作品賞を含む最多7部門を制覇。第72回英国アカデミー(BAFTA)賞でもアニメーション映画賞に輝き、主要映画祭で受賞を重ね、第91回アカデミー賞ではオスカーの栄光に輝いた。アビ・アラド、そして「LEGO(R) ムービー」で知られるフィル・ロードとクリストファー・ミラーの監督コンビが製作を務め、原作コミックに存在する様々なタイプのスパイダーマンを一挙に登場させる奇抜なアイデアと、3Dの背景に2Dのアニメーションを重ねる野心的な映像スタイルが話題を呼んだ。
「スパイダーマン スパイダーバース」は、3月8日から全国で公開。