これもひとつの家族の形!共同保育で育った監督のドキュメンタリー「沈没家族」予告
2019年2月15日 18:00
[映画.com ニュース]1990年代半ばに共同保育で幼少期を送った加納土(つち)監督が、自身の生まれ育った場所での生活を振り返るドキュメンタリー「沈没家族 劇場版」の予告編が公開した。
加納監督の母親はシングルマザーのため、自分が家にいない間、幼い息子を代わりに保育してくれる人を募集し、彼女が撒いたビラを見て集まった大人たちによって共同保育がスタートする。子どもたちの面倒を見ながら共同生活を送る保育人たち。この取り組みは「沈没家族」と名づけられた。大学生になった加納監督は、自身が育った「沈没家族」、そして家族とは何なのかとの思いから、かつて一緒に生活した人たちをたどる。母の思い、そして不在だった父の姿を追いかける中で、家族の形を見つめなおしていく。
予告編では、劇場版用に音楽を担当したMONO NO AWAREが書き下ろした新曲「A・I・A・O・U」に乗せ、ユニークな家族のあり方を実践した加納監督とその母親、加納監督を育てた“家族”たちとの日常が切り取られている。
「沈没家族 劇場版」は、ポレポレ東中野にて4月公開、その後全国順次公開。