「ワールド・ウォー Z」続編が再び頓挫
2019年2月8日 11:00
[映画.com ニュース] ブラッド・ピット製作・主演「ワールド・ウォー Z」の続編企画が頓挫したようだと、米The Playlistが報じている。
同作を巡っては、前作を手がけたマーク・フォースター監督に代わり、「インポッシブル」のフアン・アントニオ・バヨナ監督に決定したものの、バヨナ監督が「ジュラシック・ワールド 炎の王国」を優先したため、いったん頓挫。その後、「セブン」「ファイトクラブ」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」でピットがタッグを組んだデビッド・フィンチャー監督がメガホンをとることになり、フィンチャー監督が引き入れた英脚本家デニス・ケリーがリライトに着手していた。
今夏のクランクインに向け、プリプロダクションが行われていたものの、製作を手がけるパラマウント・ピクチャーズが製作中止を決定した。
1億9000万ドルという前作の製作費に匹敵する予算はもちろんのこと、前作が公開された2013年から時間が経ちすぎていることに加え、パラマウントが作品の方向性に疑問を抱いていたことが原因だと思われる。最近、パラマウントが大ヒットシリーズの最新作「ミッション:インポッシブル7(仮題)」と「ミッション:インポッシブル8(仮題)」を相次いで公開すると発表したのも、確実にヒットが期待できる作品を優先した証拠といえそうだ。
フィンチャー監督はかつて、ディズニーで「海底二万里」のリメイク企画に携わっていたが、高額な製作費がネックとなり頓挫している。現在は、Netflixドラマ「マインドハンター」シーズン2の編集の真っ最中だという。