キャストの再現度に驚愕!オスカー8部門ノミネート「バイス」特報&ポスター公開
2019年1月28日 17:00
[映画.com ニュース]第91回アカデミー賞で作品賞を含む8部門にノミネートされた「バイス」の特報とメインビジュアルが公開された。
本作は、2001~09年のジョージ・W・ブッシュ政権でアメリカ史上最も権力を持った副大統領と言われたディック・チェイニーを描く。監督は「マネー・ショート」で、第88回アカデミー賞脚色賞を受賞したアダム・マッケイ。製作はプランBエンターテインメントが手がけ、代表であるブラッド・ピット本人がプロデュースを担当した。
「ダークナイト」シリーズのクリスチャン・ベールが、体重を約20キロ激増させ、髪を剃り眉毛を脱色してチェイニー副大統領を演じたほか、チェイニーの妻リン役で「メッセージ」のエイミー・アダムス、ラムズフェルド国防長官役で「フォックスキャッチャー」のスティーブ・カレル、ブッシュ大統領役で「スリー・ビルボード」のサム・ロックウェルが共演。第91回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、編集賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の計8部門にノミネートされた。
特報は、チェイニーがブッシュ大統領から「俺の副大統領になれ」と誘われるシーンから始まり、「その職に興味はないが、君となら上手くやれそうだ。雑用は任せろ。内政も軍事もエネルギーも外交も」と約束をとりつける姿が収めらている。タイトルの「バイス」には、バイス・プレジデント(副大統領)を指すだけでなく、“悪徳”や“邪悪”という意味も込められおり、チェイニーの“裏の顔”がどう描かれるのか注目だ。
メインビジュアルは、好物である食べかけのドーナツを手にしたチェイニーが、不敵な笑みを浮かべるデザイン。原題「VICE」のロゴの中には、リン、ラムズフェルド、ブッシュ、パウエル国務長官(タイラー・ペリー)が顔を並べ、それぞれの役作りの完成度の高さがうかがえる。
「バイス」は4月5日から全国公開。
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