大泉洋、打倒「ボヘミアン・ラプソディ」を宣言
2019年1月8日 05:00
[映画.com ニュース] 俳優の大泉洋が1月7日、主演映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の大ヒット記念舞台挨拶を、都内で行った。
難病の筋ジストロフィーを患いながらも病院を飛び出し、大勢のボランティアに支えられながらも風変わりな自立生活を送った故鹿野靖明さんの実話をもとに描き出した本作。紋付き羽織袴姿で登場した大泉は、「年末年始は休んじゃったもんだから、しゃべりたくてしょうがない」と宣言し、会場は拍手を交えた大喝さい。「家族といてもボヤけるわけでもないし、ツッコむわけでもない。家族の前では面白いことは何も言わないですよ。実家に帰ってもワーキャー言われるわけでもないし。だからワーキャー言われるのはいいなあ」としみじみ語ると、客席は大歓声。「まるで催促したみたいじゃないですか」と言いながらも、まんざらでもない様子だった。
昨年12月28日に初日を迎え、1月6日までの10日間で観客動員45万人、興行収入5億5900万円を記録した本作は、2週目の週末は前週比110%の興収を記録。大泉も「仕事始めがこのようなめでたい席で。映画も評判が良くて良くて。お客さんもどんどん増えてると。公開よりも右肩で上がっているというのは珍しいパターンで。この映画か『ボヘミアン・ラプソディ』かというね。あの映画のようにどーんと行くといいですね」とご機嫌だ。
安倍晋三首相も鑑賞したようで、これには大泉もビックリした様子。「友人からも連絡がありましたよ。しかもハッシュタグに『大泉洋大好き』と書いてあった。これを打ってくれたということですよね。すごいですね。ありがたい話ですよ」としみじみ。さらに、「右肩上がりでお客さんに来てもらえる映画というのは、皆さんの口コミのおかげだなと思っています。筋ジストロフィーという難病を扱った映画ですが、いい意味で裏切られる、非常に笑える明るい映画です。この映画が、筋ジストロフィーや他の病で苦しんでいる人の何かの助けになるといいなと思っています。目指せ、『ボヘミアン・ラプソディ』ということで」とメッセージを送った。