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◆2018/11/30更新
エディ・レッドメイン&ジュード・ロウ「ファンタビ」最新作の"裏テーマ"は?
インタビュー中もじゃれ合うなど とっても仲良し!
  エディ・レッドメインジュード・ロウ。共にハリウッドをけん引する人気俳優が、このような形で顔を合わせることを誰が予想しただろうか。大ヒットファンタジーシリーズの最新作「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」(公開中)で"師弟"を演じた2人は、とにかく馬が合う様子。先ごろ行われたインタビューの場でも、笑い合いじゃれ合い、或いは共に考え込むなど、"バディ"としての相性の良さを随所に披露した。

  本作は、魔法動物学者ニュート(エディ・レッドメイン)の壮大な冒険を描く第2弾。ホグワーツ時代の恩師ダンブルドア(ジュード・ロウ)に、アメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)の収容施設から逃亡した"黒い魔法使い"グリンデルバルド(ジョニー・デップ)の追跡を託されたニュートは、仲間や魔法動物たちとともにパリへ向かう。そこでは、グリンデルバルドが言葉巧みに賛同者を募り、勢力を広げていた。

  最初の出会いはハリウッドのパーティだったというが、俳優としての直感と「お互いに散らかっているのがいや(笑)」(レッドメイン)といったような性格の合致があり、2人が絆を育むのにそう時間はかからなかったという。その関係性は、"ハリー・ポッターファミリー"の一員となることで、より強まったそうだ。レッドメインは「芝居をやっていた学生時代を思い出すよ。シリーズものだから、みんなで作り上げていくっていう感じがあるんだ。役者たち、監督、プロデューサー、クルーのみに限らずあらゆる場面でこの映画に携わった人たち、彼らがみんな家族だね」とうなずき、ロウも「まさに"家族"だ!」と快活に笑う。

  和やかな雰囲気を醸し出す2人だが、作品の内容に踏み込んだ質問を向けると、途端にまじめな表情に。本作ではニュート、ダンブルドア、グリンデルバルドを中心に、許されない恋に苦しむ魔女クイニー(アリソン・スドル)と魔力のない人間ジェイコブ(ダン・フォグラー)の切ないドラマ、自分の出生の秘密を探るクリーデンス(エズラ・ミラー)を取り巻くミステリーなどが絡み合い、シリーズにこれまでにない深みをもたらしている。

  中でも、魔法使いの自由を求めて革命を起こそうとするグリンデルバルドと、ありのままを愛するニュートの関係性が、重要なキーとして設置されている。共に"少数派"でありながら真逆の考えを持つ2人の対決は、今後の展開を占ううえでも非常に印象的だ。レッドメインは「例えば必ずしも、世の中を動かしているのはインフルエンサーではない。だけれど、一般的な感覚でいうと『(自分は今、)トレンドに乗れていないんじゃないか』って不安は常にあると思うんだ。グリンデルバルドは、そういった(少数派であることに対する人々の)不安をあおったんだと思う。でもその中で、ニュートははみだし者であることを心地よいと思っている。そこが、愛すべきところだと思う。2人の関係は、すごく興味深いよね」と両者の"差"を解説する。

  ロウは、「エディ(・レッドメイン)に全部言われちゃった(笑)」と言いながらも、「今現在、国際的に、ただ政治的なものに限ったことではなくて、我々がどう生きて、どう決断するか、何を必要とし欲しているのかという要素が、流されちゃっているような雰囲気がある。自分で何をどう決断するか、はたまた逆に決断しないか、そういうものをこの映画は問うているといえるかもしれない」とグリンデルバルドとニュートの立場の違いを念頭に置きつつ、本作のテーマを考察する。

  本作では「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが脚本を手掛けており、両作品のリンクが大量に登場。「彼女の脚本は、今まで読んだどんな脚本とも違っていて、世界観の細かい描写がある。楽しいし面白いし、遊び心に満ちているんだ。キャラクターについても詳しくて具体的だね」とレッドメインは語るが、俳優の立場からすると、世界観がきっちりと成立しているがゆえに、表現の自由を見出すことが難しいのではないか?

  そんな質問を投げかけてみると、レッドメインは「僕たちが動ける自由をちゃんと与えてくれているんだ。魔法動物との絡みとか、たとえば映画の中で描かれる追跡シーンでは、どうやって離れるか、息を吹くか、近づくかとか様々なアイデアを試してみた。ここはすごく自由にやらせてもらった部分だよ。それに、監督のデビッド・イェーツが、自由にアイデアを出していいって現場にしてくれているんだ」と舞台裏を明かした。

  さらに、レッドメインは「俳優は、主導権を握らないといけないんだ。すごく興奮していても、しっかり立ち位置を保たないといけない。自分の想像力を使って自分自身でそのキャラクターを作り上げて動かしていこう、とすることがまず必要になってくる。ただ道を歩くんじゃなくて、それが映画にどうつながって、どう作品を作り上げるのかと考える。あらゆるところに機会は転がっていて、どう生かすか、どう演じるか、それが能力として求められると思う」と"役者論"にまで踏み込んで語る。圧倒的なパワーを持つ脚本であっても、役者としての矜持は譲らない。言葉の端々から、アカデミー賞俳優ならではの信念がのぞく。

  翻ってロウは、「ダンブルドア役のプレッシャーは特に感じていなくてね。他の役者たちが作り上げてきた環境に飛び込む、という難しさもあったとは思うんだけど、僕にはこの役を演じる幸運の方が大きかったんだ。あるとき、ようやく自分に降りかかっていた責任に気づいてね、でももう演じた後だから今さら遅いよね(笑)。気づいたのが後からでよかったよ」と豪気な一面を披露。レッドメインとはまた違ったニュアンスで、役者としての肝っ玉を見せつけた。

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