杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜!「十二人の死にたい子どもたち」出演者判明

2018年11月21日 05:00


死にたいから、殺さないで
死にたいから、殺さないで

[映画.com ニュース] 「天地明察」などで知られるベストセラー作家・冲方丁氏の小説を映画化する「十二人の死にたい子どもたち」のキャストが、このほど一挙に判明した。杉咲花新田真剣佑北村匠海高杉真宙黒島結菜という“若手オールスター”に加え、吉川愛萩原利久渕野右登坂東龍汰古川琴音竹内愛紗といったブレイク必至の注目株が顔をそろえている。

冲方氏が2016年に発表し、現代サスペンスの傑作と称される同名小説が原作。集団安楽死を成し遂げるべく、12人の未成年が廃病院に集った。彼らの目の前に現れたのは、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」というルールの違反を示す、“13人目の生温かい死体”だった。やがて12人の死にたい理由が判明するとともに、同時進行で犯人探しが行われていく。

9月18日の第一報では、出演陣の顔が塗りつぶされたティザービジュアルが披露されていた本作。今回の本ポスターで11人の顔と名前が発表されたが、右上にはただ1人、マスクと帽子を身に着けた“12人目”の姿が。名は「秋川莉胡」とクレジットされているが、謎は深まる一方だ。

さらに本予告も完成。想定外の13人目の死体が現れ、「このなかには殺しなんか屁とも思わないやつがいる」という極限状況のなか、若者たちは「死にたい」「死にたい」「死にたい」「死にたいから、殺さないで」と絶望を懇願する。リアルタイム型密室ゲームを舞台に、若手スターたちの感情剥き出しの演技バトルが繰り広げられる。

ショッキングな物語だが、杉咲は台本を読んだ感想を「虚無感に襲われながらもどこかにある光を探し続けている自分がいた」と、もがいたことを明かす。新田は「また新しい役柄で、人の闇を映し出す作品だと感じました」と挑戦への意欲を燃やし、北村は「タイトルのインパクトから入り、この物語をこのメンバーでやれることがとても嬉しかったです。選択することの自由みたいなものを改めて考えました」と喜びを振り返る。そして高杉は「衝撃的。SNSなどで知らない人と繋がり良い意味でも悪い意味でも影響されることの出来る今だからこそ見てほしいと感じました」と観客に呼びかけ、黒島も「これはある意味面白くなる作品になるのではと感じました」と振り返っている。

また主題歌は、スウェーデンのロックバンド「The Royal Concept」による「On Our Way」に決定。プロデューサーの飯沼伸之氏は「この映画は未成年の若者たちの一瞬の心の機微を捉えているものです。よってそんな若者たちの代弁者となるような曲を選びました。我々が映画で表現したかったもの、そのものを歌ってくれている。素晴らしい楽曲です」と太鼓判を押している。

十二人の死にたい子どもたち」は堤幸彦監督がメガホンをとり、岸田國士戯曲賞受賞経歴を持つ劇作家・倉持裕が脚本を手がけた。2019年1月25日から公開。

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