草刈正雄、共演者からのサプライズイラストに感激「ウルウルきちゃいました」
2018年11月10日 16:30
[映画.com ニュース] 俳優の草刈正雄が主演する映画「体操しようよ」の公開記念舞台挨拶が11月10日、東京・新宿ピカデリーで行われた。共演の木村文乃、きたろう、渡辺大知、和久井映見、菊地健雄監督とともに登壇した草刈は、「ワクワクドキドキで思い切り楽しみました。素晴らしい共演者に恵まれ幸せ。1人1人に感想が聞きたい」とご機嫌だった。
草刈の映画主演は、「歌う!ヒットマン3D」以来8年ぶり。定年退職後、娘(木村)に“親離れ”を宣言されおろおろするシングルファーザーという役どころに「普通のおじさんだから、リアリティがなくなる不安があった」と吐露。きたろうが、「相当二枚目だと思っているんだな」とツッコんでも、余裕の笑みでかわした。
タイトルにちなみ、「…しようよ」と思うことを問われると、「やっぱり体操は最高のストレッチ」と役として挑戦したラジオ体操の効果を強調。だが、「(撮影が)終わった後も続けようと思ったけれど、仕事が立て込んでなかなかできない。落ち着いたらまた始めようと思う。ちょっと忘れましたけれどね」と照れながら明かした。
体操会のマドンナを演じた和久井とは15年ぶりの共演で、「本当に良かった。演じる必要がない。素直に恋心がわいてくるから。うらやましいでしょ」とダンディなひと言。和久井は、「もったいない(言葉)です」と最敬礼だ。
そして、木村が「温かい映画になったのは、草刈さんのおかげ」と、映画のプロモーション用に描かれた草刈のイラストに共演者が色付けしたものをサプライズでプレゼント。草刈は、「ウルウルきちゃいました。泣きそう。宝物なので、一生大切にします」と目尻を下げていた。