子ども向け「デッドプール2」タイトルは「ワンス・アポン・ア・デッドプール」
2018年11月9日 10:00
[映画.com ニュース] 「デッドプール2」を子ども向けに再編集し全米上映される映画のタイトルが、「ワンス・アポン・ア・デッドプール(原題)」になることが明らかになった。米Deadlineが報じている。
破天荒なヒーローの活躍を描く「デッドプール」シリーズは、過激な暴力描写と露骨な表現からアメリカではR指定となっていたが、12月12~24日の2週間限定でPG-13指定(13歳未満の子どもの鑑賞には保護者の注意が必要)の「デッドプール2」が全米公開される。同作はPG-13指定の条件をクリアするため、「デッドプール2」を再編集したものだが、本作のために新たに追加されたシーンもあるという。「ワンス・アポン・ア・デッドプール(原題)」は1980年代の傑作のひとつとして知られる「プリンセス・ブライド・ストーリー」(ロブ・ライナー監督)のパロディとなっている。オリジナル版では祖父が孫(フレッド・サベージ)に昔話を聞かせる構成になっていたところを、本作ではデッドプールがサベージに昔話を語るという設定に置き換えられている。
「ワンス・アポン・ア・タイム」とは日本語に置き換えると「むかしむかし」という意味で、おとぎ話などの冒頭に使われている。
主演とプロデューサーを兼ねるライアン・レイノルズは、「ワンス・アポン・ア・デッドプール(原題)」としてPG-13指定版の公開を許諾した理由を、サベージとの共演に加えて収益の一部をチャリティに寄付できるからだと説明している。