Netflix、キュアロン監督「ROMA ローマ」配信前に劇場先行公開
2018年11月9日 20:00
[映画.com ニュース] 米ストリーミング大手のNetflixが、オリジナル映画「ROMA ローマ」の世界配信に先駆けて、劇場公開を行うことになった。
「ROMA ローマ」は、「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督の最新作で、1970年代のメキシコシティを舞台に、ある中流家庭の波乱に満ちた1年をモノクロで描く自伝的作品。ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した同作は、アカデミー賞外国語映画賞のメキシコ代表となっている。
Netflixはオリジナル映画の劇場公開と同時にストリーミング配信を行うことで知られ、最近はポール・グリーングラス監督作「7月22日」の劇場公開を配信日の10月10日に実施。コーエン兄弟の最新作「バスターのバラード」の劇場公開も配信日の11月16日に行う予定だ。「ROMA ローマ」のオンライン配信は12月14日を予定しているが、11月21日からロサンゼルス、ニューヨーク、メキシコの劇場で封切られるという。
これは、Netflixとしては初めての措置となる。ちなみに、ライバルのAmazonは、オリジナル映画をまず劇場で公開し、一定期間をあけてから配信するというDVDと同じ従来のスタイルを踏襲している。