「ボヘミアン・ラプソディ」に1万人が熱狂!ワールドプレミアにクイーンメンバー、布袋寅泰ら登場
2018年10月25日 14:00
[映画.com ニュース] 世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの軌跡を描く映画「ボヘミアン・ラプソディ」のワールドプレミアが10月23日(現地時間)、英・ウェンブリー・アリーナで開催された。
会場となったウェンブリー・アリーナは、本作でも描かれる音楽イベント「ライブ・エイド」が開催された、ウエンブリー・スタジアムに隣接している。500人を超える熱狂的なファンが集まり、クイーン現メンバーで本作の音楽総指揮を務めたブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、マーキュリーを演じたラミ・マレックをはじめとするキャストら、マーキュリーの実妹であるカシュミラ・バルサラらゲストたちを歓迎した。
マレックは、自身が演じたマーキュリーについて「確かに彼はとてもユニークな仕草が多く、自由な人だったけれど、それも彼なりの演出なんだと思うよ。ただ、その自由さを表現するのは実に大変だったけれどね」と撮影を振り返る。「フレディ(・マーキュリー)には自由でいられることが大切だったんだ。そしてこの映画を観た人たちもフレディと同じように、もっと自由で開放された気持ちでいろいろなチャンスをつかめる気持ちになると思う」と自信をのぞかせた。
ツアーで何度も日本を訪れたことのあるテイラーは「日本のファンは素晴らしかったね。僕たちが日本に初めて行った時からずっととても温かく迎えてくれた」と印象を話し、メイは「コンニチハ! 長年ずっとクイーンのことを信じてくれて、ドウモアリガトウ! 君たちのことを愛しているよ。またもうすぐ会えることを願っているよ」と日本語を交えてメッセージを寄せた。
メイと面識のあるミュージシャンの布袋寅泰もワールプレミアに参加し「14歳くらいに初めてクイーンの曲を聴いてから、あの独特の世界観に打ちのめされた一人で、またギタリストとしても、非常にブライアン・メイから影響を受けています」と最敬礼。メイと2年ぶりに再会を果たし、2ショット写真も公開された。
その後行われた本作の上映にはキャスト&スタッフも同席し、メイが本作のためにギター演奏をした冒頭の20世紀フォックスファンファーレから場内は大盛り上がり。ファンたちはスクリーンに映し出されるクイーンの姿に熱狂し、エンドクレジットが流れ始めた時には、観客1万人からスタンディングオベーションが巻き起こった。
「ボヘミアン・ラプソディ」は11月9日から全国公開。