「グリンチ」吹き替え版に杏、ロバート秋山! 宮野真守がナレーション
2018年9月7日 05:00
[映画.com ニュース] 「怪盗グルー」シリーズや「ペット」「SING シング」などで知られる人気スタジオ、イルミネーション・エンターテインメントの新作「グリンチ」の日本語吹き替え版声優に、杏、秋山竜次(ロバート)、子役の横溝菜帆ちゃん、宮野真守が参加することがわかった。
原作は、絵本作家ドクター・スースが1957年に発表した名作絵本。愛犬マックスと洞くつに暮らす、いじわるで孤独なグリンチは、山のふもとに住む住人たちが大好きなクリスマスを“盗む”という計画を立てる。アメリカではサンタクロースに並ぶ“クリスマスの代名詞”ともなっているグリンチの声優を大泉洋が担当している。
秋山が演じるのは、クリスマスを盛大に盛り上げようとする、グリンチの隣人で陽気なブリクルバウム。TBS連続ドラマ「義母と娘のブルース」で注目された横溝は、サンタクロースにあるお願い事をするためクリスマスを心待ちにしている少女シンディ・ルー、杏は一人でシンディと双子の弟を育てる母・ドナをそれぞれ担当。宮野は、ナレーターとしてグリンチを見守る。
ハリウッドアニメ映画の吹替えに初挑戦した杏は、実生活でも双子の母であり「いろんなテイクの中でほぼ一発OKだったのが、双子がお皿をひっくり返してしまうシーン。『はあ』とため息が一回でOKが出たので、そんなにリアルだったのかと感じました(笑)」と、普段の経験が活かされた様子。秋山は「役作りとして、この夏はセーターで過ごしました!」と気合十分で臨み、「とにかく笑うキャラです。セリフの隙間に全部笑い声を挟みました」と振り返った。
2012年の「ロラックスおじさんの秘密の種」以降、イルミネーション作品全シリーズに登場している宮野は、ナレーターという大役に「とても緊張しますが、このすてきな世界観を、しっかり表現できるよう臨みます」とコメント。横溝は「アニメーション映画のアフレコは初めてなので、とってもドキドキしています。みなさんに楽しんで見てもらえるように、私もシンディ・ルーになりきって、頑張ります!」と話している。
「グリンチ」は、12月14日から全国公開。