水瀬いのり、「フリクリ プログレ」のキーワードは「考えたら終わり」
2018年8月27日 22:34
[映画.com ニュース]アニメ映画「フリクリ プログレ」の完成披露上映会が8月27日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、声優の水瀬いのりと福山潤が舞台挨拶に登壇した。
アニメ制作会社ガイナックスが、「新世紀エヴァンゲリオン」に続く新作として2000~01年に全6巻をリリースしたオリジナル・ビデオ・アニメの、17年ぶりの完全新作。ビデオ発売当時、5歳だったという水瀬は「それだけ愛された作品に、22歳でかかわれる喜びをかみしめています」と感激の面持ちだ。
一方の福山は、「もう、デビューしていた」と自虐。それでも、「『フリクリ』と同じスタジオで別の作品を録っていた記憶がある。それがまさか(当時の)同い年の役で出演できるなんて、アニメの可能性ってすごいですね」と破顔した。
アフレコでは、主人公ハルハ・ラハルの声を担当した先輩の林原めぐみに心酔した様子。水瀬は、「一緒にやるのは初めてで、いろんな刺激を受けた。林原さんだからこそできることが多すぎて、これは体感しなければいけないと思い台本を閉じたくなった」と尊敬のまな差し。福山も「理屈では分かっているけれど、なぜすんなりできるのかが分からない。僕も数年ぶりで成長を見せてやろうと思ったけれど、全然でした」と嘆いた。
完成した作品については、ともに「分からない」と声をそろえる。水瀬は、「考えたら終わり、が重要なキーワードです。たくさん疑問があっても怒とうの展開なので、振り回されることが正しいと思って」と指南。福山は、「何か分かっちゃうものもあるんだよなあ」と意味深に話していた。
「フリクリ プログレ」は、9月28日から全国で公開される。