西島秀俊&竹中直人、アニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」参戦! 最新予告完成
2018年6月27日 06:00
[映画.com ニュース] 西島秀俊と竹中直人が、「夜は短し歩けよ乙女」などで知られる作家・森見登美彦氏の小説をアニメ映画化した「ペンギン・ハイウェイ」に参加していることがわかった。あわせて、無数の可愛らしいペンギンたちの姿をとらえた新キービジュアルと、最新予告映像もお披露目された。
原作小説は、第31回日本SF大賞を受賞した作品で、生意気な小学4年生“アオヤマ君”に待ち受ける、ひと夏の不思議な体験を描いたもの。アオヤマ君が暮らす郊外の街に、ペンギンが現れる事件が発生する。ペンギンたちは、どうやって海のない住宅地に来たのか。その謎を解こうと研究をはじめたアオヤマ君は、ある日、歯科助手の“お姉さん”が投げたコーラの缶が、ペンギンに変身する瞬間を目撃する。アオヤマ君の声を女優の北香那、お姉さんの声を蒼井優が担当し、新鋭・石田祐康が監督を務めた。
宮崎駿監督作「風立ちぬ」以来5年ぶりに声優に挑戦する西島は、アオヤマ君にノートを与え、“学び方”を指南したお父さん役。息子の研究を程よい距離感で見守り、常に的確なアドバイスを与える重要なキャラクターとして登場する。一方、竹中が息吹を注ぐのは、アオヤマ君の同級生・ハマモトさんの父親役だ。大学の研究所で働いており、調査隊を率いて、街で起きた不可思議な事件の調べていく人物で、熱中すると甘いものばかり食べてしまうチャーミングな一面も持っている。石田監督は「お2人に演じてもらえたことへの驚きと、そのハマり方へのこれまた驚きと喜び! ありがたかったです」とコメントを寄せている。
公式YouTubeチャンネル(https://youtu.be/prNOowR0Qd8)でお披露目された予告映像では、コーラの缶だけでなく、植木鉢やバイクが次々とペンギンに変化する光景を活写。目撃情報が相次ぐ“謎の生物”、光り輝く球体など、数々の謎に直面したアオヤマ君は「世界がヘンテコになっています!」と驚くばかり。後半パートでは、お姉さんとアオヤマ君がペンギンの大群とともに街を疾走するさまなどをとらえている。