ハン・ソロの次はランド?スピンオフの可能性が浮上
2018年5月28日 13:00
[映画.com ニュース] 「スター・ウォーズ」シリーズ最新作「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」の公開が間近に迫るなか、早くも次なるスピンオフ映画の可能性が浮上した。
同作は、銀河一の高速船ミレニアム・ファルコン号を操る伝説の運び屋ハン・ソロが、ルークやレイアと出会う前を描いたアナザーストーリー。生涯の相棒となるチューバッカとの出会いや悪友ランド・カルリジアンとのエピソードなど、これまで映画で描かれることのなかった過去が明かされる。
フランスで開催された第71回カンヌ国際映画祭で同作が特別上映時、メガホンをとったロン・ハワード監督、主演のオールデン・エアエンライクらと会場に駆けつけたルーカスフィルム社長でプロデューサーのキャスリーン・ケネディは、仏プレミア誌に「ハンとチューイの物語もいいけれど、次はランド・カルリジアンが主人公の映画に取り組んでみたいわ」と明かしている。
これを受けて同誌が、「『スター・ウォーズ』シリーズの次回作は、ランド・カルリジアンが主人公のアナザーストーリー」と報じたのに対し、ルーカスフィルム側はすぐさま、「アイデアのひとつとして挙げただけで、実際に企画が進行しているわけでもなければ、ましてや次回作になるとは言っていない」として訂正および撤回を要求。しかし米Colliderによれば、可能性は大いにあるという。
「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」で初登場したランド・カルリジアンは、ギャンブラー、密輸業者、ファルコン号の元所有者、惑星ベスピンの浮遊都市クラウド・シティの執政官にして自称実業家と、様々な顔を持つ複雑なキャラクター。謎に包まれた彼の生い立ちや過去が、1本の映画として掘り下げるに足りるものであるだけでなく、「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」で同役を演じるドナルド・グローバーが、俳優・脚本家・プロデューサーとして大躍進を遂げるかたわら、チャイルディッシュ・ガンビーノ名義で発表したニューアルバムがヒットチャートを席巻するなど、今最もホットなマルチタレントとして注目を集めていることからも、単独主演映画を求める声は多いはずだと、同サイトは分析している。
「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」は、6月29日から全国公開。