マット・デイモン「サバービコン」で新境地「今回の役はとりわけダーク」
2018年5月11日 13:00
[映画.com ニュース] 「オデッセイ」のマット・デイモンが、オスカー俳優ジョージ・クルーニーがメガホンをとった「サバービコン 仮面を被った街」(公開中)について語ったインタビュー映像が、公開された。
「ノーカントリー」のジョエル&イーサン・コーエン兄弟が脚本を手がけ、「キングスマン ゴールデン・サークル」のオスカー女優ジュリアン・ムーア、「エクス・マキナ」のオスカー・アイザック、「ワンダー 君は太陽」(6月15日公開)のノア・ジュプが集結したサスペンスタッチのドラマ。1950年代の郊外住宅で実際に起きた人種差別暴動をモチーフに、一見平和な町・サバービコンで巻き起こる奇妙な事件と、町に隠されたどす黒い闇をシニカルに描く。
デイモンは本作で、サバービコンに暮らすわけありの会社員ガードナーに扮し、従来のイメージを覆す怪演を見せ付けている。「これまでいい役に恵まれてきたのは、僕が典型的アメリカ人タイプでいじりやすいからだ。例えば、『リプリー』や『ディパーテッド』もそう。僕の外見からステレオタイプのある思い込みが生じ、それが徐々に崩されていくんだ」と分析しつつ、「でも今回は、とりわけダークな役だね」と過去作との違いを強調。「彼(ガードナー)は常に物事を掌握しようとする。でも笑えるのが、いくら頑張ってもできずに終わるんだ」と続ける。
本作でクルーニーとは7度目のタッグだが、「お互い仕事が好きで、友人と一緒にできるならなお楽しい」と笑顔。「コーエン兄弟が書いた脚本に、ジョージ(・クルーニー)とグラント(・ヘスロフ)が手を加え、ジョージが監督でジュリアン・ムーアが出演する。これを言うと、皆見たがる。最高のキャストがそろってるし、ジョージも監督として素晴らしい。物語として最高に面白いよ」と手ごたえを語っている。出演者についても言及しており、息子役を演じるジュプに対して「僕が30代までできなかった技をすでに習得してる」と絶賛を寄せている。
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