自殺助長と批判受け、Netflixが人気ドラマ「13の理由」冒頭に警告ビデオ

2018年4月11日 10:00


「13の理由」の一場面
「13の理由」の一場面

[映画.com ニュース]米Netflixが、人気ドラマ「13の理由」の冒頭に警告ビデオを流すことを決定したと、米バラエティが報じた。

「13の理由」は、ジェイ・アッシャーのヤングアダルト小説のドラマ化で、自ら命を絶った同級生が残したカセットテープを受け取った男子高校生が、自殺の真相を突き止めていく青春ミステリー。昨年、配信が開始されると若者の共感を集めてアメリカで話題となったが、同時に自殺を助長すると懸念の声が寄せられていた。

そしてこのほど、ノースウエスタン大学は同作が若者に及ぼす影響に関する調査結果を発表。71%の若者が同作に共感し、75%がいじめ、性暴力、薬物乱用、自殺といった辛い問題を処理するのに役立つとコメントしたという。

こうした結果を踏まえ、Netflixは「13の理由」シーズン2配信時に警告ビデオを流すことを発表。ディラン・ミネットやキャサリン・ラングフォードら出演者が登場し、深い悩みを抱えているようであれば親や友人、学校のカウンセラーへの相談、ヘルプラインに電話をかけることを呼びかける内容になっている。

「13の理由」シーズン2は、今年下半期に配信開始予定。

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